祭りの場;ギヤマンビードロ (講談社文芸文庫)
作者 林 京子
価格 1,260 円
出版社名 講談社
出版年月 1988/08
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    第73回 芥川賞   受賞
    第18回 群像新人文学賞   受賞
如何なれば膝ありてわれを接(うけ)しや──長崎での原爆被爆の切実な体験を、叫ばず歌わず、強く抑制された内奥の祈りとして語り、痛切な衝撃と深甚な感銘をもたらす林京子の代表的作品。

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■読者の評価     おすすめ度平均

長崎市の若者や出身者に読んで頂きたいです       おすすめ度
個人的な話で恐縮ですが、長崎出身の私の生活圏の一部に、料亭の富貴楼、旧制高等女学校を引き継いだ高校の校舎、金毘羅山がありました。無邪気に遊んでいた頃に本書で書かれている会話の遣り取りがあったということもあり、とても生々しい思いで読みました。私は30歳代ですが、数年前にこの本を何の気なしに手に取るまで、林さんのことを知らなかったことを非常に残念に思いました。しかも旧制学校を引き継いだ高校の出身なので、林さんはある意味において大先輩にあたるのです。肝心の本の内容を書かずに申し訳ないですが、長崎市のかた、特に若者、長崎東高、長崎西高出身のかた に読んで欲しいです。読み方として間違っているかもしれませんが、私は本書内の大先輩たちの言葉に未だに勇気づけられています。
政治的な思想、戦争に対する考えも人によって色々とあるのでしょうが、それを抜きにして本書に手をとって欲しいですし、本書はそれとは無縁なところにあるようにも思います。 「空罐」、上海のことが書かれている「黄砂」が特におすすめです。
本に注文するとすれば、長崎市以外のかたにも分かりやすいよう、地図が掲載されていると、より理解しやすくなるのではないでしょうか。