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■読者の評価
おすすめ度平均
似姿 おすすめ度
鷺沢萠が亡くなったと聞いた時、一番に思い出したのが、
この李良枝という作家のことである。
37歳での夭折・複雑な家庭事情・恋愛・飲酒・血の出自
そして大人になってからの韓国留学経験と
二人の歩みは驚くほどよく似ている。
この李良枝という作家のことである。
37歳での夭折・複雑な家庭事情・恋愛・飲酒・血の出自
そして大人になってからの韓国留学経験と
二人の歩みは驚くほどよく似ている。
唯一違うと言える点は、
13年余り違う生年の、バブル世代在日三世の鷺沢萠が
後天的に知った出自のことをあくまでスタイリッシュに取り扱っているのに対して、
在日二世の李良枝がその出自を子供の頃から意識して、
朝鮮半島の音楽・舞踊など、あくまで土着的なものに執着していった点であろう。
そういう意味で、世界観として李良枝の方が深く、そして重たい。
4回候補に挙げられながら結局芥川賞を逃した鷺沢萠に対し、
李良枝が本作品集に収められた「由煕」で第100回芥川賞を
受賞したのは偶然ではない。
何かを感じ取れる作品 おすすめ度
分からない、これが私の正直な感想。
分かろうとしても、分かろうとしても、やっぱり分からない感情、体験した事のない感情、というのが出てくる。
しかし、そういう感情を抱いている人、抱かせた人、がいるのは事実。
その事実に触れて、少しでも何かを感じ取ることが出来る、深く考える事が出来る、そんなきっかけになる本だと思います。
分かろうとしても、分かろうとしても、やっぱり分からない感情、体験した事のない感情、というのが出てくる。
しかし、そういう感情を抱いている人、抱かせた人、がいるのは事実。
その事実に触れて、少しでも何かを感じ取ることが出来る、深く考える事が出来る、そんなきっかけになる本だと思います。
ちなみに、私は友人が「お前は日本人だからわからへん」、と
ふともらした言葉の意味が知りたくて、読みました。
確かに、完全に理解はできないかもしれないけど、
分からないことがある、けど分かるようになりたいこと、
そんなことに触れられました。
誰にでもは勧められない おすすめ度
私は帰国子女。日本になじめずにいた多感な時期に読み共感しました。自分とは何か、国とは何か、言葉とは何か、すべてについての疑問をぶちまけた作品です。誰にでも理解できる内容ではないと思うが 同じ気持ちを知っている人には是非読んでほしい作品。自分の中にある誤魔化した気持ちを表面化してくれてあるいみ自分を穿り出すかもしれないけど 素の自分になれる作品だと思う。

