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■読者の評価
おすすめ度平均
すごい おすすめ度
高橋源一郎も言っていたけれど、保坂和志の小説のスタンスというのは、『日常に隠されたものを再発見する』というものだ。
こういう小説を読めば、それが非常によくわかる。日常に隠れているものを発見するのだから、ドラマティックなものはひとっつもいらない。何気ない会話、情景から意味未満のものを発見し、それを読者に投げかけてくる。たゆたう思考のような文体がそれを手助けし、読んでいて非常に気持ちがいいし、気になる。
こういう小説を読めば、それが非常によくわかる。日常に隠れているものを発見するのだから、ドラマティックなものはひとっつもいらない。何気ない会話、情景から意味未満のものを発見し、それを読者に投げかけてくる。たゆたう思考のような文体がそれを手助けし、読んでいて非常に気持ちがいいし、気になる。
ふと空いた時間に遠くを見て考えるようなこと おすすめ度
何故著者が小説家になったのかわかる気がした。
冷静に考えると奇妙な世界でやりくりしている私たちは
ふと空いた時間には、思考を深めたりする。
それはどこにもたどり着かないけど、ただその時には
存在する。その人だけに。空間を共有するものとの間だけに。
そんな時間を愛でるような小説です。
晴れた日にビールを飲みながら是非。
この本を読んで、それから?(レビューを書く) おすすめ度
この人の文章、読んですぐ気付くけど、カッコ書きが多いです(例えばこんな感じで)。
気にしないで『この人の閾』(表題作)を読み進めると、ストーリーが全く無い(言い切ってもいいでしょう)。
気にしないで『この人の閾』(表題作)を読み進めると、ストーリーが全く無い(言い切ってもいいでしょう)。
内容は、(ちょっと頭のいい人が)日常の中で色々考えて思い悩むことを、ちびちびと出している感じです。「言われてみればそうだ。あるある」と思えるネタばかりで、結構楽しませてくれます。
例えばある人がたくさん本を読んだとする。その人の中には多くの知識が蓄えられる。でも、それだけ。その人が死ねば知識も土に還る。つまり、ただ読むだけでなく、それによって得たものを活かし、何かを生み出したり創ったりしなければ、イミ無いのでは〜?
作中では、こういった疑問に明確な解答が示される訳ではないのですが、(まぁそこが良いのでしょう)。
だから、私はこうしてレビューを書いています(わざとカッコ書きの多い文章でお送りしました)。
とてもビジュアルな小説 おすすめ度
現代日本において家族が分断され、その構成員がそれぞれの生をこなしている様を、淡白に切り取って見せる「この人の閾」、東京西部の街の変遷をつづった「東京画」など4篇を収めています。不思議な文体で、とてもビジュアルに情景が描写されています。
読んでいるときの気分や体調、状況にも因るのでしょうが、急に忘れていた記憶が起き出して、色々な情景が目に浮かんでくる小説がありますが、この作品はまさにそれでした。一味違った東京を思い出させてくれる小説です。
日常生活の一こま おすすめ度
「この人の閾」このタイトルに惹かれて買ってしまいました.日常生活の一こまを淡々とした語り口で綴った小説です。読後、とてもさわやかでのんびりとした気分にひたりました。

