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■読者の評価
おすすめ度平均
素晴らしい出来映え おすすめ度
文句なしに面白い。
介護に携わるすべての人々を代弁している?と思う。
介護に携わるすべての人々を代弁している?と思う。
浮き彫りになる問題 おすすめ度
29才、無職の「俺」。寝たきりの祖母を自宅で介護し、大麻に耽る。第131回芥川賞受賞作。
作者の自伝的小説。介護生活での苦労などを皮肉混じりにひたすら語り続けている。
単純な物語としての面白味は限りなくゼロだが、書かれている事実一つ一つの情報としての価値は十二分にある。
それは日本が現在、超高齢化社会に突入しているからだ。
およそ全ての人に可能性がある、将来の親の介護。
その時の様々な問題点を本作品は浮き彫りにしている。
ただ筆者の考え(思想)は、一般人とかけ離れた部分もあり、その全てが参考になるわけではない。
だがその考えは、筆者の祖母に対する深い愛情を別側面から捉えたそれであることが文章からひしひしと伝わり、
それが同時に、介護の厳しさを読者に伝える。
作者の自伝的小説。介護生活での苦労などを皮肉混じりにひたすら語り続けている。
単純な物語としての面白味は限りなくゼロだが、書かれている事実一つ一つの情報としての価値は十二分にある。
それは日本が現在、超高齢化社会に突入しているからだ。
およそ全ての人に可能性がある、将来の親の介護。
その時の様々な問題点を本作品は浮き彫りにしている。
ただ筆者の考え(思想)は、一般人とかけ離れた部分もあり、その全てが参考になるわけではない。
だがその考えは、筆者の祖母に対する深い愛情を別側面から捉えたそれであることが文章からひしひしと伝わり、
それが同時に、介護の厳しさを読者に伝える。
恥をしのんで、お願いします。 おすすめ度
芥川賞受賞直後に購入して数ページ読み、そのままうっちゃっておいたこの本。
文庫の広告を見て、そういえばと棚から引っ張り出した。
言葉のリズム、段落の少ない文章などに違和感はなかった。楽しんで読めた。
でも、身近にこの主人公がいたら、私はきっと「介護の現場で当事者の本当の
汗を流しはしなかった」叔母のように見え、「まるで己を楽しませるレジャー気分」
で祖母に会いに来る、叔母以外の祖母の子らのように思われちゃうんだろうな。
そう思ったら悲しくなった。私には介護の実体験がない。たまに施設に会いに
行っても、何をどうしてよいかわからない。
ご本人は別のものを書きたいかもしれないが、私は一読者として『続・介護入
門』なり『介護基礎』なりモブ・ノリオにもっと、「介護の実体験」を語ってほしい。
「ベッド全体を上下に移動させる電動モーターが、何よりも介護者の腰を守る
ための安全装置だ」などということは初めて知った。無知ですみません。もっと
教えてください、モブ・ノリオさん。
文庫の広告を見て、そういえばと棚から引っ張り出した。
言葉のリズム、段落の少ない文章などに違和感はなかった。楽しんで読めた。
でも、身近にこの主人公がいたら、私はきっと「介護の現場で当事者の本当の
汗を流しはしなかった」叔母のように見え、「まるで己を楽しませるレジャー気分」
で祖母に会いに来る、叔母以外の祖母の子らのように思われちゃうんだろうな。
そう思ったら悲しくなった。私には介護の実体験がない。たまに施設に会いに
行っても、何をどうしてよいかわからない。
ご本人は別のものを書きたいかもしれないが、私は一読者として『続・介護入
門』なり『介護基礎』なりモブ・ノリオにもっと、「介護の実体験」を語ってほしい。
「ベッド全体を上下に移動させる電動モーターが、何よりも介護者の腰を守る
ための安全装置だ」などということは初めて知った。無知ですみません。もっと
教えてください、モブ・ノリオさん。
金髪ニートのハマリこんだもの おすすめ度
受賞したときの顔写真を新聞で見ていたので、まともな(?)出来の作品ではないとは想像していた。
顔写真の通り、主人公は金髪のニートのあんちゃんで、ロック狂いでマリファナびたりのイカレポンチだった。
ところが浪花節というのだろうか? 読み進んでいくうちに、伝統的な道徳美のひとつ、浪花節の世界と遭遇したのだった、YO 朋輩!
放蕩息子がいつ果てるとも思えない永続する介護地獄、祖母の介護にハマリこんでの泣き笑い。
さすがぁ! 芥川賞。生き生きとした文体、ロックだかラップだかのリズムに乗って全身で身体不随になった祖母の面倒を見ている描写には脱帽した、YO 朋輩!。
最初の読み出しでは、ジャンキーの幻覚に捕らわれた、わけのわかんない泥沼に終始するのかと思いきや、次第次第にまともな(?)感覚になっていっての大団円。終幕しても、しばらくは、わたくし席から立ち上がれませんでした。
顔写真の通り、主人公は金髪のニートのあんちゃんで、ロック狂いでマリファナびたりのイカレポンチだった。
ところが浪花節というのだろうか? 読み進んでいくうちに、伝統的な道徳美のひとつ、浪花節の世界と遭遇したのだった、YO 朋輩!
放蕩息子がいつ果てるとも思えない永続する介護地獄、祖母の介護にハマリこんでの泣き笑い。
さすがぁ! 芥川賞。生き生きとした文体、ロックだかラップだかのリズムに乗って全身で身体不随になった祖母の面倒を見ている描写には脱帽した、YO 朋輩!。
最初の読み出しでは、ジャンキーの幻覚に捕らわれた、わけのわかんない泥沼に終始するのかと思いきや、次第次第にまともな(?)感覚になっていっての大団円。終幕しても、しばらくは、わたくし席から立ち上がれませんでした。
すげぇ おすすめ度
ひたすらおびただしい文字の羅列。最初読んだときの感想は「なんだこりゃ」でした。理解できん。こんなのが芥川賞?世も末だ、って。が、しかしどうゆうわけか、もう一度読みたくなった。もう一度読むと、不思議、主人公の「俺」の祖母を介護する切実なまでの愛情が伝わってきた。そしたら、この小説が何故に評価され、本になったのかもおぼろげながら理解できた。
最初のページに作者と彼の祖母が写っている写真がある。公の場には不良っぽい格好(ラッパー?)で登場し、「なんだかなぁ」って感じだったけど、この写真の作者の表情は、作中の「俺」同様とても優しい。
今はなき、中上健次の影響を受けたという。作中に中上作品の主題だった「血縁」や「地縁」を匂わす箇所がある。数年後、ものすげぇ作品を書きそうな気がする。
最初のページに作者と彼の祖母が写っている写真がある。公の場には不良っぽい格好(ラッパー?)で登場し、「なんだかなぁ」って感じだったけど、この写真の作者の表情は、作中の「俺」同様とても優しい。
今はなき、中上健次の影響を受けたという。作中に中上作品の主題だった「血縁」や「地縁」を匂わす箇所がある。数年後、ものすげぇ作品を書きそうな気がする。

