螢川
作者 宮本 輝
価格 1,152 円
出版社名 筑摩書房
出版年月 1978/01
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    第78回 芥川賞   受賞
これは読まないと損だと思う作品のひとつです。純文学だから・・と敬遠するともったいないですよ。本書に納められている二編はいずれも名作です。「泥の河」は太宰治賞、「螢川」は芥川賞を受賞と贅沢なラインナップです。私としては、宮本輝氏のデビュー作である「泥の河」の余韻が良かったです。舞台は戦後の大阪。川岸のうどん屋の息子・信雄と、上流から追われ流れ着いてきた家船の家族との交流、友情、初恋の萌芽が、時に微笑ましく、やがて痛々しく、少年のみずみずしい感性で描かれていきます。貧しさの中で生きる人々の逞しさ、悲しさ、そして、ラストの少年の叫びは胸に迫って長く心に残ります。

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■読者の評価     おすすめ度平均

美しい! 言葉だけでこんな世界が描写できるとは       おすすめ度
最後が圧巻。言葉だけでこんな世界が描写できるとは信じられないほど美しい世界が目の前に広がってきます。

「プロは違う」ことを感じさせてくれる小説。