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■読者の評価
おすすめ度平均
文壇の大御所による意欲作! おすすめ度
黒井千次と聞いて、いまの若い読者はすぐに作品が思い描けるだろうか? しかし、数年前まで中学・高校の教科書に『春の道標』が載っていたそうだから、意外と名前だけは知られているのかもしれない。
黒井氏はいまや文壇の大御所。芥川賞の選考委員も務められている。個人的に代表作は谷崎賞受賞の『群棲』(講談社文芸文庫刊)だと思うが、折にふれてとりあげる若い人の恋愛を描いた佳作。
舞台女優を目指す主人公と周囲の人々との感情の交錯をこまやかに描いて衝撃的なラストシーンへと導く手腕はまさしく巨匠の芸。
かつて「内向の世代」と呼ばれた1人だが、寡作なのが残念。重厚で濃密な長篇が読んでみたいと思うのは私だけだろうか?
黒井氏はいまや文壇の大御所。芥川賞の選考委員も務められている。個人的に代表作は谷崎賞受賞の『群棲』(講談社文芸文庫刊)だと思うが、折にふれてとりあげる若い人の恋愛を描いた佳作。
舞台女優を目指す主人公と周囲の人々との感情の交錯をこまやかに描いて衝撃的なラストシーンへと導く手腕はまさしく巨匠の芸。
かつて「内向の世代」と呼ばれた1人だが、寡作なのが残念。重厚で濃密な長篇が読んでみたいと思うのは私だけだろうか?
