濁った激流にかかる橋
作者 伊井 直行
価格 1,995 円
出版社名 講談社
出版年月 2000/07
Amazonの詳細ページへ
    第52回 読売文学賞   受賞
60年に一度の大逆流がやってくる。 激流に分断された市(まち)、右岸と左岸をつなぐ異形な橋の上でそれぞれの生が交錯する瞬間──。世界を凝縮した連作長篇小説。

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

世界のデフォルメのような街を舞台としたオムニバスストーリー       おすすめ度
 ダウンタウンとアップタウンの様な右岸と左岸。果てしない増改築で複雑怪奇な存在となった橋が両岸を結んでいる。まるで世界のデフォルメのような街を舞台とした8つのオムニバスストーリー。
 1話ずつ主人公が違い完結しているが、8つのストーリーは微妙に繋がっているので、8話を読み終わると、関係性を追って再読したくなる。


小説らしい小説       おすすめ度
人の思惑をはねつけながら逆巻く川と、その川を征服せんがために橋をかけ続ける人間と、住んだら最後そこが中州であろうと左岸であろうとそこにそれぞれの人生を刻みつけずにはいないひとりひとりの人物の軌跡が印象深い物語で語られた小説。押しとどめることのできぬ川はだれの生にもあり、それにひっそりとあらがう生の局面もだれにでもある。本当に久々に小説らしい小説を読んだ。もう川と橋の虜になった。伊井さん、これが芥川賞にならないのはあなたのせいではありません。文庫本にしてよ。あたしが売りに歩いてもいい。