火宅の人 下    新潮文庫 た 5-4
作者 檀 一雄
価格 660 円
出版社名 新潮社
出版年月 1981/07
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    第27回 読売文学賞   受賞
個人主義を謳歌すればするほど、心に募る孤独感。一人暮らしの社会人は多かれ少なかれこの感覚を共有していると思う。IT時代の到来で、チャット、メールフレンド、出会い系サイトが興隆しているが、これは孤独感の裏返しだろう。 「火宅の人」の主人公・桂は、癒しを女性と酒に求めた。妻の元を飛び出し愛人との同棲、旅先でのアバンチュール。酒浸りの生活。ひとときの快楽を繋ぎ繋いで、寂寞を紛らわした半生。ところが、それも難病の息子の死で一気に崩壊してしまう。

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■読者の評価     おすすめ度平均

檀一雄の半生紀       おすすめ度
20年間にわたって書き続けた壮大なる自分史です。私は檀一雄氏については檀ふみさんの父親という印象しかなかったのですが、本書を読んで当時、いかに檀一雄氏が人気作家であったかが良く分かります。そして本人が人気作家である事を利用して思うが儘、我儘に生きてきた事の証と反省と誇りが集大成されたのが本書です。これは人気作家であったからこそ出来る生き方なのでしょうが、サラリーマンの私にとっては非常に羨ましい生き方に感じます。人間が飲食や性、そして生きる事に対して素直に生きたらきっと著者のような生活になるのだと思います。太宰治と比較してこのような生き方の出来た著者は非常に幸せな人に感じます。


傑作です。       おすすめ度
こんな時代に生きた人々、、粋でおしゃれです。