作者 大庭 みな子
価格 1,468 円
出版社名 講談社
出版年月 1985/10
Amazonの詳細ページへ
 
    第39回 野間文芸賞   受賞
『三匹の蟹』で「群像新人賞」「芥川賞」両賞を受賞し、戦後日本文学史の中でも異例の衝撃的デビューを果たした大庭みな子の、作家活動20年の頂点を示す、深い人間理解と鋭い人生凝視の力作『啼く鳥の』。

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

人間の業の深さ       おすすめ度
何もここまで、と思うほど登場人物それぞれが男女のこと、親子のこと、生きることの業を抱えて右往左往する。結局は死ぬことによってしかその業は消化されないのかと思わせる結末に、ある意味ほっともする。すべては取るに足らぬこと、死ぬことさえも恐れることはない、要は今日をどう生きるか、というよりも、昨日ではない今日、明日ではない今日を淡々と人は受け入れていくしかない、とも読みとれる。深い絶望のようであるが、何故かそこに流れるものは明るい。軽い鬱を誰もが抱えているが、それは軽い空腹感の心地よさとも通じるようでもある、とも言っているようである。