縮んだ愛
作者 佐川 光晴
価格 1,575 円
出版社名 講談社
出版年月 2002/07
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    第24回 野間文芸新人賞   受賞
教育者は罪を犯したのか? 障害児学級のベテラン教員を襲った、ある「事件」。告白体で語られるその顛末と、物語にひそむミステリー。「教育」の陥穽をめぐる注目作。

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■読者の評価     おすすめ度平均

谷崎潤一郎へのオマージュ       おすすめ度
この作品のタイトル、そして冒頭などは谷崎潤一郎の
小説「痴人の愛」へのオマージュとして書かれたもの
なのではないでしょうか。あくまで私の思ったことな
のですが。

作品の感想は一言で言って、面白かったです。主人公
による告白体の文体による「信用できない語り手」の
物語は障害児学級を受け持つ「聖職者」としての物語
であり、そして人間関係の「愛」についての物語でも
あります。
この作品についてはあまり多くを語れません。
読んでみてください。この物語が着地する場所、その
結末は静かな衝撃を生みます。

なお、この小説は野間文芸新人賞受賞作であり、芥川
賞候補作です。


星は3つだけど、読む価値はあり。       おすすめ度
告白体みたいな文体が好きになれなかった。
古臭い感じがしちゃいます。

主人公の冷めた視点、淡々とした語り口で世間の偽善を暴く。
最後のドンデン返しは主人公の冷めた視点とともにこの小説
を優れたものにしている。うわっ、冷たい。って感じ。
さすが、野間文芸新人賞。

でもなぁ、文体がなぁ・・・。
あと夫婦が冷めていく過程とかもありふれてる感じが・・・。

いい小説なんだけどね。