リトル・バイ・リトル
作者 島本 理生
価格 1,365 円
出版社名 講談社
出版年月 2003/01/28
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    第25回 野間文芸新人賞   受賞
少しずつ、少しずつ、歩いていこう。楽しいことも悲しいことも、みんな大切な家族の時間とひらかれてゆく青春の息吹。

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■読者の評価     おすすめ度平均

少しずつ 少しずつ 歩いて行こう。。。。       おすすめ度
島本 理生の小説は初めて読んだのですが結構良かったです。
明るく書かれている作品で元気がでました。
言葉に出したらその言葉も生き続けるんだ、そしてその相手にもちゃんと影響する。と言うところが良かったです。オススメです!!


深みがないのでは       おすすめ度
島本さんの本はこの本で3冊読んだが、淡々と書かれているだけで、なにか伝わってくるものが、私には感じられない。
この本も、主人公とその恋相手のキックボクサーとの出来事を、ただ書き綴っているだけにしか思えません。
現実の恋物語はこんな程度で、小説のようなエピソードもないでしょうが、これは小説ですので、もう少しメリハリがあってもいいのでは。


これは…       おすすめ度
 いや、個人的には素晴らしいと思う。けれど、これは好き嫌いがはっきり出てしまってもしょうがない気がする。見事になにも起きない。
 非常に淡々と日常を書いていて、いや、上手いんです、何も起きない話をこれだけのレベルで書けるのは実力がある証拠です、なんなんだけど、この話はそんな主人公の心情すらもあまり見せない。すごいことやるなぁーと感心。綿矢りさには及ばないが、金原ひとみよりはよっぽどいいと思う。


少しずつ、少しずつ。とっても前向きな小説       おすすめ度
母と父親が違う妹ユウと3人で暮らす、橘ふみ。実の父は行方不明。大学を受験する時、母が2度目の離婚をしたことにより、大学進学を1年先に延ばし、アルバイトの生活を送っている。そんなふみの前に市倉周が現われる。

ふみの生活が淡々と描かれていきます。3人家族の生活もほほえましい。
彼女の環境は決して明るいものではない。
しかし、暗さは微塵もない。自分が置かれている状況を悲観することもなく、ただ少しずつ進んでいくだけ。

一人の青年の周の出会いが少しずつふみを変えていきます。今までに感じなかった包み込むような優しさと温かさ。それは父親に恵まれなかったふみにとってはまるで父親のように。彼との愛も少しずつ、少しずつ前進していきます。

書道の先生、柳さんの奥さんが亡くなって、ふみとの会話。
結婚する前にひとつの約束をした。「自分より長くいきてくれ」それが奥さんの願い。
柳さんはそれ以来、健康オタクになって、約束を果たした。
「どんな言葉にも言ってしまうと魂が宿るんだよ」

ふみはどんなことも言葉に出していえない。今までの生活がふみにそうさせている。
そんなふみを見つめる周のまなざしは本当に優しい。

明るい小説にしようと思っていた。「困難な状況に対抗できる手段は明るさ」と島本さんはあとがきに書いています。
そんな思いがいっぱい詰まった作品です。
少しずつ、少しずつ進んでいこう。笑いながら。
本当に前向きになれる小説です。おすすめです。



内容が少しあっけない       おすすめ度
こういう作品が「候補」になるのか・・・そう実感しました。
特に伝えたい気持がなかったり、何をいいたいのか最後までわからなかったり。
結果的に、何がいいたかったのかさっぱり分かりませんでした。
そして最後に、余韻だけが残り、不愉快極まりません。
が、しかし文章の表現は確かにうまかったので星3つ。