|
|
|||||||||||
|
||||||||||||
|
|
||||||||||||
■読者の評価
おすすめ度平均
長編大河散歩小説 おすすめ度
この小説を長編大河散歩小説と呼んだのは保坂氏本人です。
独特の長いセンテンス、稲村ケ崎に流れる穏やかで雄大な時間、なんとも愛らしい登場人物、等々。
すっかり保坂ワールドに引き込まれてしまう。
登場するロケーションは全て実在の場所で、家が近い事もあるのだけれど、とても優しい気分にしてくれる大事な作品。
芥川賞受賞後の作品で平林賞と谷崎賞を受賞。
たしかに読むのには根気がいる。
もしかしたら途中で嫌になってしまう人もいるのかもしれないけれど、
大好きな人にはこれを読んでもらって感想を聞きたくなる。
感性の接点があるかどうか興味があるのだ。
独特の長いセンテンス、稲村ケ崎に流れる穏やかで雄大な時間、なんとも愛らしい登場人物、等々。
すっかり保坂ワールドに引き込まれてしまう。
登場するロケーションは全て実在の場所で、家が近い事もあるのだけれど、とても優しい気分にしてくれる大事な作品。
芥川賞受賞後の作品で平林賞と谷崎賞を受賞。
たしかに読むのには根気がいる。
もしかしたら途中で嫌になってしまう人もいるのかもしれないけれど、
大好きな人にはこれを読んでもらって感想を聞きたくなる。
感性の接点があるかどうか興味があるのだ。
だべりの空気感を書いた不思議な本 おすすめ度
この本の最大の魅力は、どうでもいいことを延々と書いているところであろう。
理屈っぽく、文章も一文がツラツラと長く、所々出てくる“ところで”の繋ぎがヘンなので、そういうことが気になる人はあまり好きになれない本かもしれない。「それを僕は喜んだのだが、ところで美沙ちゃんの方は髪に絡んだ巣の糸を〜」とか「気にしなかったんじゃないかと思ったが、ところでやっぱり次の日の午後美沙ちゃんはナッちゃんの家に行った」とか。
私はそのぐだぐだ感というかだべり感みたいなものが逆に心地よく読めた。
そうそう、このたべりの積み重ねが私達の記憶なんだよなあとふと思ったりする。
鎌倉の風景が浮かんできて、空気を感じて、天気のいい外で読みたいような本。
理屈っぽく、文章も一文がツラツラと長く、所々出てくる“ところで”の繋ぎがヘンなので、そういうことが気になる人はあまり好きになれない本かもしれない。「それを僕は喜んだのだが、ところで美沙ちゃんの方は髪に絡んだ巣の糸を〜」とか「気にしなかったんじゃないかと思ったが、ところでやっぱり次の日の午後美沙ちゃんはナッちゃんの家に行った」とか。
私はそのぐだぐだ感というかだべり感みたいなものが逆に心地よく読めた。
そうそう、このたべりの積み重ねが私達の記憶なんだよなあとふと思ったりする。
鎌倉の風景が浮かんできて、空気を感じて、天気のいい外で読みたいような本。
圧倒的な表現力 おすすめ度
淡々と日常を描く作品から、えも言われぬ魅力が溢れ出ている。作品の魅力に足をとられるように読む速度が遅くなり、文章を丁寧に味わおうとする自分に気づいた。何気ない日常を書いているようで、冒頭には唐突だった「ナッちゃんのネットワーク」と「蛯乃木の宗教」が、終盤には思わぬ形で結びつき、しっかりとした骨組みのある小説であることが示される。松井兄妹や友人や近所の人も綿密に計算されたように配置され、小説の厚みが増している。作者の時空に関するいわば宇宙観や死生観も披露されていてそれを読むのも楽しい。クイちゃんの可愛らしい仕草や話し方の描写は、まるで表現技術の品評会のようだ。主人公中野の描写も、普段我々が抱く感情や思考をなぞるようで、小説の主人公というより、リアリティを感じさせる人物として描かれている。ここまで書き込まれた小説には、めったに出会えない。
買いです。 おすすめ度
登場人物のひとりひとりにとって、かけがえのない「時間」が流れていく様子を、その楽しさもやるせなさも、それと指摘することなくそのまま描いた作品です。読むこちらの「時間」の流れまで見つめ直させてくれます。
こういう小説があってもいいと思う。 おすすめ度
世界は穏やかに流れる。
毎日自分のペースで生活しながら、世界のあれこれを考えたり、感じたり。
特に何かが始まるわけでも、終わるわけでもない物語です。
こういう“なにも起きない小説”があってもいいと思う。
確かに何も起きないけれど、読み終わった後には心に何かが芽生えているようなそんな感じ。
登場人物と一緒に感じたり、考えたりしているような気分になります。
毎日自分のペースで生活しながら、世界のあれこれを考えたり、感じたり。
特に何かが始まるわけでも、終わるわけでもない物語です。
こういう“なにも起きない小説”があってもいいと思う。
確かに何も起きないけれど、読み終わった後には心に何かが芽生えているようなそんな感じ。
登場人物と一緒に感じたり、考えたりしているような気分になります。

