幽界森娘異聞
作者 笙野 頼子
価格 2,100 円
出版社名 講談社
出版年月 2001/07
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    第29回 泉鏡花文学賞   受賞
猫たちを拾った森で、“彼女”に会った―― 文豪の娘にして耽美の祖?!森茉莉と最前衛作家の運命的遭遇。

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■読者の評価     おすすめ度平均

文学に予習は必要か       おすすめ度
 森茉莉のことは知っている。有名な方(森鴎外の娘とは知らんかった)ですから、しかし、読んだことはありません。
 この作品は、森茉莉に関する小説だ。笙野が批評している森茉莉は実在した森茉莉とは違うので、森娘と作中ではなっているが、森茉莉だ。
 さて、ではこの作品を読む前に森茉莉を読んでおくことが必要か? 結論として、必要である。(僕は笙野という名前だけで、図書館で借りて読んだので、これがどういう作品か、つまり、森茉莉について書かれた作品かどうか知らなかった)
 さて、文学にはあんがい予習が必要である。たとえば、村上春樹を読むにしても、レイモンド・チャンドラーやヴォネガットやトーマス・マンを読んでいたほうがいいし、舞城や佐藤友哉を読むにも、その村上春樹やサリンジャーを読んでいたほうがいい。
 まぁ、面白いですけどね、普通に。ラストの猫の話もすばらしいですし。


全国の森茉莉ファンの皆様、おすすめです       おすすめ度
アベレージ森茉莉ファンには読みにくいコミカルな文章で初めは辛かったのですが、30ページ位我慢するとぐんぐん引き込まれていきます!圧巻は「キバレンによるマリアの肖像」で、森茉莉ファンでも原文を読んだことが無かったのですがこの本で全文読めます。(目を覆うような駄文です。これで文学の評論のつもりなのか?)笙野さんは全文引用するや否や、前後左右からボコボコにボコッて下さったので胸がすきました。