作者 宮脇 俊三
価格 420 円
出版社名 新潮社
出版年月 1988/04
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    第13回 泉鏡花文学賞   受賞
断崖絶壁に立った時の血が引いていくような戦慄、季節はずれの別荘地の静寂につつまれた時の本能的な怯え。―北は北海道の十勝岳、シラルトロ沼から、南は九州の平尾台、高千穂峡まで日本全国18カ所の風景を〈主人公〉にしたユニークな旅のミステリー。非情な大自然が人間の心に呼びおこす名状しがたい恐怖を、時刻表や心理のトリックを駆使して描き出す。

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■読者の評価     おすすめ度平均

思いつき       おすすめ度
 1985年に出た単行本の文庫化。
 鉄道旅行記作家の宮脇俊三が、思いつきで書いたミステリ風の小説。
 全国各地には、殺人事件へとつながりそうな風景というものが無数にある。たとえば、青木ヶ原の樹海、釧路湿原のシラルトロ沼。そうした「殺意の風景」を舞台に、殺人(未遂)を犯してしまう人々を描き出したのが本書なのである。
 発想としては面白いが、ミステリあるいは小説としてはお粗末。読むに耐えない。
 余部鉄橋など、鉄道ファンには嬉しい舞台立てもそろっているが、鉄道風景を扱っていないものも多い。