悪党芭蕉
作者 嵐山 光三郎
価格 1,575 円
出版社名 新潮社
出版年月 2006/04/22
Amazonの詳細ページへ
    第34回 泉鏡花文学賞   受賞
「俳聖」という名の幻の商品と化してしまった芭蕉。だが、その弟子たちはトンデモない連中ばかり。さらに派閥闘争、句作にこめられた危険な秘密…。神格化され、「宗教」となった芭蕉の真実の姿を描く画期的芭蕉論。

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

きっと芭蕉はそうだった       おすすめ度
タイトルで購入決意。嵐山光三郎著。装幀もいい感じ。南伸坊。 嵐山光三郎に書けるのか、というのが疑問だったけれど、やがて彼でないと書けないことが判って来る。芭蕉専門家、俳句専門家の間ではタブーになっている話題ばかりだからだ。 冒頭に芥川龍之介の「芭蕉は大山師だ」という発言について書いているが、これは実際に芥川の文章を読んだ時に実に痛快だな、と思った文章だ。この言葉に勇気をもらいつつ、嵐山は進む。 古池の句でも、蛙が飛び込んでも水音などはしない、と苦言を呈する。なのにそこに幻の音を作ってしまったのが芭蕉の力なのだ、と従来の説を簡単に覆す。蛙が飛び込んでも音はしない。それは確かだ。私もそんな音聞いたことがない。 痛快に芭蕉像を崩して行くが、それと芭蕉の句を崩すことは違う。著者のイメージとは思いっきり離れているが、そこは丁寧に作品と人物を切り分けて書いている。面白かった。