目覚めよと人魚は歌う (新潮文庫)
作者 星野 智幸
価格 340 円
出版社名 新潮社
出版年月 2004/10
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    第13回 三島由紀夫賞   受賞
女は壊れた愛の記憶にとり憑かれ、亡霊のように息を潜めていた。男は日系ペルー人の宿命に翻弄され、ぎりぎりまで追い詰められていた。居場所のない魂が出逢い、触れ合った世界の果ての3日間。

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■読者の評価     おすすめ度平均

わりときつい       おすすめ度
 硬そうでいてじつはねっとりとした文章。その独特な雰囲気にひたれるかどうかがこの作品を楽しめるかどうかの鍵。
 作品の質としては大変良質だと思うが、自分は選ばれざるほうの読者だったように思う。読んでていやでいやでしょうがなかった。


不思議な世界       おすすめ度
この本を手に取ると、赤いうろこの人魚がとても艶かしい表紙にまず惹かれてしまいます。登場人物は糖子に蜜生に蜜夫、日曜人とかいてヒヨヒト、通称ヒヨとあな、と見るからに甘ったるくって濃厚です。この物語の世界の住人にぴったりの名前ですね。それに物語の場所は伊豆のはずなのですがなぜか南米を思わせます。
物語自体は難解です。なかなかこの本の世界の仕組みを理解するのに時間がかかります。現実と空想の世界がまぜこぜになって、両者の区別がつきづらい。
この本の解説を角田光代さんがされています。この解説がまたおもしろい。解説を読んでから再び本編を読むとまた物語が違った角度から読めてまた楽しめます。解説とセットでおすすめの一冊です。