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■読者の評価
おすすめ度平均
あらゆる境界を超えて おすすめ度
主体と客体とが明確に区切られ
合理的にふるまうべき社会的な状態から抜け出す。
その脱自の経験は
宗教的経験の始原だと思うのだけれど、
いつしか遠ざけられてしまったこと。
その透明の場所へ
決してたどり着くことは出来ないけれど、
限りなく近づいた青い春の経験。
合理的にふるまうべき社会的な状態から抜け出す。
その脱自の経験は
宗教的経験の始原だと思うのだけれど、
いつしか遠ざけられてしまったこと。
その透明の場所へ
決してたどり着くことは出来ないけれど、
限りなく近づいた青い春の経験。
前衛芸術!村上龍の文才を見せつけられる思い。 おすすめ度
ブログ・ブームの世の中、あの人は文才があるって、けっこう軽く「文才」という言葉が使われている。
でも「文才」って、この本を書いた村上龍に相応しい言葉だと思う。
書かれている内容は、ドラック、乱交、暴力とすざましくオドロオドロしい世界だ。
でも、キタナさを感じないし、文章を読んでいるのに音楽を聴いているようだから不思議だ。
この本は芸術の領域にある。村上龍の文学的才能をこれでもか!って感じさせる一冊。
でも「文才」って、この本を書いた村上龍に相応しい言葉だと思う。
書かれている内容は、ドラック、乱交、暴力とすざましくオドロオドロしい世界だ。
でも、キタナさを感じないし、文章を読んでいるのに音楽を聴いているようだから不思議だ。
この本は芸術の領域にある。村上龍の文学的才能をこれでもか!って感じさせる一冊。
文学って……… おすすめ度
この本を一度読んだ時は本の内容を理解するのが精一杯でしたが、二度目を読んだ時に改めてこの作品の凄さを理解しました。
なんと言うかところどころに色んな仕掛けがしてあるんです。
聴覚や視覚等を巧みに使って、心情表現より綿密な表現をほどこしてあるところには感動しました。
なんと言うかところどころに色んな仕掛けがしてあるんです。
聴覚や視覚等を巧みに使って、心情表現より綿密な表現をほどこしてあるところには感動しました。
良き田舎者の肖像 おすすめ度
10年単位で劣化を重ね、今やもう見る影もない過去の人、それが私の村上龍に対する評価。
出版から3年も経てば誰も手に取らなくなる幻冬舎の本なんぞにどうしようもない推薦文を
書いてみたり、某経済番組におけるどう見てもさほど賢くない司会ぶりを見れば、それは
一目瞭然だろう。小説についても大半は読んだが、『希望の国のエクソダス』を以って、
もはや私は彼に見切りをつけざるを得なくなった。
しかし、こと70年代の氏を現在の腐敗と重ねてみてしまうのは、あまりに稚拙。
この本のよさ、それは現在の村上がひた隠しにする、素朴な田舎者の感性。それは例えば
村上と親密な交友を持つらしい中田英寿にも通じるもの。
もっともここで私が「田舎者」と言うのは極めてポジティヴな意味において、である。
隠し通そうと消費に励むそのみっともなさと自己顕示は、まさに悪い意味で「田舎者」と
指差し嘲笑い罵る他ないわけだが。
そう、素晴らしき哉、ああ田舎者。それが『限りなく透明に近いブルー』。
本読むやつってどいつもこいつもみんなそうだよな、というある種の純粋さや内気さを
下敷きに、麻薬にセックスと一見エキセントリックな舞台装置をそれこそ「透明」な文体で
記した佳作。
そんなものは既に出尽くしているに決まっているのだがら、何を書くかなんてどうでもいい
わけで、ただ重要なのはどう書くかでしかない。
こと小説において、人間の感情やストーリープロットなんて所詮、文体表現のための素材で
しかなくて、そんなものは語るにも値しないどうでもいい代物、ということをとてもよく
分からせてくれる一冊。
出版から3年も経てば誰も手に取らなくなる幻冬舎の本なんぞにどうしようもない推薦文を
書いてみたり、某経済番組におけるどう見てもさほど賢くない司会ぶりを見れば、それは
一目瞭然だろう。小説についても大半は読んだが、『希望の国のエクソダス』を以って、
もはや私は彼に見切りをつけざるを得なくなった。
しかし、こと70年代の氏を現在の腐敗と重ねてみてしまうのは、あまりに稚拙。
この本のよさ、それは現在の村上がひた隠しにする、素朴な田舎者の感性。それは例えば
村上と親密な交友を持つらしい中田英寿にも通じるもの。
もっともここで私が「田舎者」と言うのは極めてポジティヴな意味において、である。
隠し通そうと消費に励むそのみっともなさと自己顕示は、まさに悪い意味で「田舎者」と
指差し嘲笑い罵る他ないわけだが。
そう、素晴らしき哉、ああ田舎者。それが『限りなく透明に近いブルー』。
本読むやつってどいつもこいつもみんなそうだよな、というある種の純粋さや内気さを
下敷きに、麻薬にセックスと一見エキセントリックな舞台装置をそれこそ「透明」な文体で
記した佳作。
そんなものは既に出尽くしているに決まっているのだがら、何を書くかなんてどうでもいい
わけで、ただ重要なのはどう書くかでしかない。
こと小説において、人間の感情やストーリープロットなんて所詮、文体表現のための素材で
しかなくて、そんなものは語るにも値しないどうでもいい代物、ということをとてもよく
分からせてくれる一冊。
ありえないようで誰もが持つリアル おすすめ度
ドラッグとか日常でありえないようで、
その裏の「イライラ」とか「嬉しい」とかが不思議と共感できる。
だから、すごく引き込まれる。
読書しているとすごく時間の流れがゆっくり。
それは、すごく「その場」を描写しているから。
一人称なのに、他の誰かが見ているような不思議な空間。
奇妙に心地いいです。
その裏の「イライラ」とか「嬉しい」とかが不思議と共感できる。
だから、すごく引き込まれる。
読書しているとすごく時間の流れがゆっくり。
それは、すごく「その場」を描写しているから。
一人称なのに、他の誰かが見ているような不思議な空間。
奇妙に心地いいです。

