海を感じる時 (新風舎文庫)
作者 中沢 けい
価格 691 円
出版社名 新風舎
出版年月 2005/03
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作者:

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    第21回 群像新人文学賞   受賞
《海は暗く深い女たちの血にみちている。私は身体の一部として海を感じている。……》年上の男子生徒とのセックスの体験を鋭利な感覚で捉えて、身体の芯が震える程の鮮烈な感銘を与えた秀作。

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■読者の評価     おすすめ度平均

女はうみ       おすすめ度
 T市は館山市、A高は安房高校ですね。読む前は、彼氏とセックスをするときに気持ちよくて「海を感じる」んだろうと思っていましたがそれは違ってました。主人公は、半狂乱状態になった母と自分に共通点があることに気づきます。綿々と続く女の生理に似た営みの中に海を感じるのです。かなり古いですがジュディ・オングも「女はうみ〜」と歌っていますが暗い海の中に引きづり込まれるのはとても怖いです。


驚きの秀作       おすすめ度
陰鬱としたなかにある瑞々しさが心地よい作品。
情景が思い浮かぶ美しい言葉使いが好きです。

それにしても、中沢けいさんが18歳でこの作品を書いたということに驚きを隠せません。
文章がうまいとか、完成されているとか、その点も素晴らしいけれどなにより
“女性”ということを18歳でこんなに感覚的に表現できるなんてすごい。


かなり良かった!       おすすめ度
体の内部を緩く締め付けられるようなこの感じは何だろう。
恵美子の内部で大きな波しぶきを立てる冷たい海は底知れぬ寂しさを感じさせる。
感情を抑えられないなすがままの青春て、
どんなことでも透き通って見えるのは気のせいだろうか。
この手の女性の’性’について18歳でここまで書けるというのが何より驚異。
中沢けいってすごい!と思う。
いまどきの女子高生はこれを読んでどう思うかを知りたくなる作品。