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■読者の評価
おすすめ度平均
何が言いたかったのか? おすすめ度
高校生の突発的な感情の爆発、説明できない気分の起伏、大人になることへの漠然とした不安、などが描写されている。しかし主人公が何故中年のおじさんに惹かれたのか、説明されないまま唐突に物語は終わってしまう。一方、性的な商売の客だった教師の八木はもてあそばれ、結局破滅させてしまう。そこへ至った理由は、くどくどと説明されている。ゲイであることを認められず精神に破綻をきたした八木は、自己破滅しても当然と言わんばかりに。読後感は悪く、共感も感情移入もできず、結局作者の意図はなんだったんだろう、と思う。青春の独善と不可解さを描いた、ということか。
自分と世界の狭間に在る空白への対処 おすすめ度
読む人を選ぶ小説だとは思う。
一高校生の、舞に市を流動的に、なすがままに過ごすレイジはあるとき奇妙なロッカールームのあるビルを発見し、ほぼ毎日そこへ通う。
また、彼は町でスカウトされるままに男性相手の売春まがいの事務局と契約を結ぶ。 学校ではそこそこ優秀であり、家庭環境も欠点は無い。
一高校生の、舞に市を流動的に、なすがままに過ごすレイジはあるとき奇妙なロッカールームのあるビルを発見し、ほぼ毎日そこへ通う。
また、彼は町でスカウトされるままに男性相手の売春まがいの事務局と契約を結ぶ。 学校ではそこそこ優秀であり、家庭環境も欠点は無い。
私は今この本の主人公と同じく高校生なのだが、多分、その経験や感情の未熟さゆえ、『スチール』は心の奥の真空になっているところに語りかけてくるように感じた。
自分とまわりの人間をはっきりと区別し、自分の意志で行動し、なおかつ他人とうまく付き合っていく、その難しさ。
自分の感情を発見し、露わにしたり、コントロールすることの厄介さ。
私にとって、それらは無視したくても、周期的に襲ってくるたぐいのもので、この小説はそれらのマイナスの要素を帯びた孤独な心の中を、簡素でよく練られた言葉で一つの流れを作っている。
全体的な流れとしては外の世界へ出て行く方向ではあるが、それは決定的に明示されるわけではない。
主人公レイジは村上春樹の内省的なタイプの少年、青年像とは孤独的な面では似ているものの、彼らのようには、論理立てて、聡明にけなげに懸命に言葉を紡ぎつづけようとはしない。
二時間あれば読み通せると思うので、手にとってみることをお薦めします。
すばる文学賞受賞作、期待したが おすすめ度
男性相手に怪しい仕事をする高校生のぼくは、貸しロッカーを借り、スチール製のその中で過ごしたり、管理するタクトとだべったりする。ある日ロッカーの中で借りに来た1人の男性を…とにかくつまらなかった、なげようと思ったら薄い本なので半分過ぎていた、後半超流し読み、すばる文学賞受賞作らしいといえばそうだが、今回は気分的に受け付けなかった

