幸福な遊戯 (角川文庫)
作者 角田 光代
価格 500 円
出版社名 角川書店
出版年月 2003/11
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    第9回 海燕新人文学賞   受賞
ハルオと立人と私。恋人でもなく家族でもない三人が始めた共同生活。この生活の唯一の禁止事項は「同居人同士の不純異性行為」―本当の家族が壊れてしまった私にとって、ここでの生活は奇妙に温かくて幸せなものだった。いつまでも、この居心地いい空間に浸っていたかったのに…。

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■読者の評価     おすすめ度平均

ほのぼの       おすすめ度
正直、内容的にはおもしろくなかったのですが読んでいて何となくほのぼのとした気分になれました。女の子一人と男の子二人のアパート暮らし、こんな生活は不自然でうまく行くはずがないけれども、1990年代はこのようなこともできたのかな・・と当時の大学生を少しうらやましく思いました。


雰囲気を読むか、中身を読むか。       おすすめ度
純文学小説として収録されている作品はどれもその「におい」を持っている。
光代さんらしい言葉と空間がある。
そういったまさに「純文学」という小説を読みたい方にはオススメ。

しかしながら掴み所がないのも事実なので
ラノベのように、「テンポ」がよく「明確」な話が好きなタイプには「いったい、何がいいたいのだ」とイライラさせる面もあるかもしれない。

デビュー作とあって、まだ戸惑いのある不安定な文章ともいえる。
角田光代のファンとしては、こんな時代の角田光代を読んでおいても損ではない。


仮想的な自分を通して家族のあり方を問う       おすすめ度
表題作のほか「無愁天使」「銭湯」という3作からなる短編集。学生+フリーターの男女3人がひとつ屋根の下で暮らして仮想家族を作る「幸福な遊戯」が,一番入り込めたかな。正直言って,他の2作は早く終わらないかと斜め読み。

第一印象。セックスの描写が良い作家さんだな,と思いました。3人の間に恋愛感情は無いと言いつつ,“私”は両同居人と寝てしまうのですが,そのことで得られる“安心感”が伝わってきます。仮想と言えども,それを家族と呼ぶのであれば,肉体のつながりは必要不可欠と言ってるように読めます。

表題作には好印象を持ったものの,全体的には作者の世界観が消化し切れませんでした。これがデビュー作ということなので,最近の作品で再チャレンジかなあ。


幸福な・・・       おすすめ度
 安定した生活とは言えず,また,いつまでも続けられないのはみんなわかっているそれでも何とか続けようとするけれど・・・
 現実的ではないが温かく,理想的とは思わないが憧れを感じる.そんな物語だった.


期待はずれ・・・       おすすめ度
収録作品3編のうち、まともに読んだ(読めた)のは最初の『幸福な遊戯』だけです。2編目の途中からはもう読むのが嫌になり、斜め読みしました。
なんの魅力もない登場人物、ストーリーもかったるくて途中で「もういいや」って感じ・・・。何の感動も感じられません。
私もレビュアー『カスタマー』さんと同意見で、この程度で新人賞取れるのかとがっかりしました。