秋の猫
作者 藤堂 志津子
価格 1,575 円
出版社名 集英社
出版年月 2002/11
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    第16回 柴田錬三郎賞   受賞
男よりも、犬や猫。 男はもうこりごり、と思った私は念願の猫を飼うことに。だが二匹のうち一匹がどうしてもなつかず…「秋の猫」。表題作ほか、動物との交流を通して癒されていく女達を描く短編集。

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■読者の評価     おすすめ度平均

犬や猫がそばにいると・・・       おすすめ度
どの話にも犬や猫が、大切な役割を担って登場する5つの短編集。5篇ともが、別な趣の作品で、楽しめました。大人の男女の愛憎やちょっとした心の明暗を描きながら、実にうまく、ペットたちが主人公を癒したり安心させたりすることを書き込んでいるので、それが緩和剤となって読み手のこちらもホッとする場面が多々あります。「幸運の犬」は、一種ホラーめいた、女の復讐劇。「ドルフィン・ハウス」の待田という男は妙なキャラクターながら“私”は何となく会いに行ってしまったりする。「病む犬」は、藤堂さん自身の、リッキーとのことが下敷きになっているでしょう。何にも特異なことは起こらないけれど、そうそう、その気持ちはわかるよ、と共感できる作品でした。