きのうの空
作者 志水 辰夫
価格 1,785 円
出版社名 新潮社
出版年月 2001/04
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    第14回 柴田錬三郎賞   受賞
見上げた空は果てしなく高かった。都会での華やかな暮らし、想い続けている人の横顔が、ふわり浮かんだ。だが、この地にしがみつき、一日一日をひたすらに積み重ねなければ、生きてゆけなかった。わたしの帰りを家族が待っていた。親やきょうだいは、ときに疎ましくときには重く、ただ間違いなく、私をささえていた。名匠が自らを注ぎこみ、磨き続けた十色の珠玉。

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志水節がなく、大きな期待ハズレ       おすすめ度
 本書は10の作品が収録されている連作短編集で、少年期から壮年期までの、それぞれの世代から描いた短編集。志水辰夫だけに、ハードボイルドさを期待していたものの、落ち着いた作品の短編集で、読む前からの期待はハズレ、作品も特に印象には残らない作品が多かったです。帯びには「これは私の代表作である」と書かれていましたが、個人的にはこれまでの志水作品の流れを作品に活かしてほしかっただけに、非常に残念に思いました。これまでの作品からは異質の短編集で、読み手によっては大きく評価も分かれるように思いますが、もっと志水節を効かせてほしかったです。