青春の門〈第1部 筑豊篇〉 (講談社文庫)
作者 五木 寛之
価格 880 円
出版社名 講談社
出版年月 1989/12
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    第10回 吉川英治文学賞   受賞
若い魂の遍歴小説。 あの時代は、もっと熱く生きていた……。たった1度しかない人生を、悩み、苦しみ、彷徨い生きる若い魂たち。そして目覚めゆく少年の性と友情。世代を越えて読みつがれる戦後最大のロングセラー。 誰もが1度は通り過ぎる、そして唯一度だけ通ることを許される青春の門。熱い血のたぎる筑豊の大地に生をうけた伊吹信介を牧織江。めくるめく人生への希望と旅立ち。ひたむきな青春の遍歴を雄大な構想で描く不滅の大河小説、壮大なシンフォニックロマンの第1部。

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■読者の評価     おすすめ度平均

完結するのかな?       おすすめ度
筑豊篇の巻頭に、香春岳について述べている、全体のモチーフとなるような短い序文がある。
思えば、この序文は、伊吹信介のような昔気質の若者への挽歌だったのだろうか。
この作品には、恐らく著者の個人的体験も数多く織り込まれているため、青春時代の自分への惜別の情も感じられる。
読んだのは20年前だが、この序文はまだ鮮明に記憶している。
五木寛之は最近はあまり読んでいないが、中学時代に「青年は荒野をめざす」と共に、心を熱くして読んだ、青春の一冊と呼べる本である。


麻薬のような内容       おすすめ度
本書を初めて読んだのは中学生時代。

伊吹信介の熱くやや不器用な生き方を自分と照らし合わせ賞賛したり批判したりしながら読んだ記憶がある。当時は受験勉強をする時期だったが筑豊篇の後に自立篇、放浪篇…と続くので途中で読むことを中断することが出来ず、徹夜して読んだ。

5年後、10年後も本屋で本書を見つけると懐かしく思い出され、繰返して読んでいる。五木寛之の中では最も面白い小説であろう。



絶対に読むべし!!       おすすめ度
 私はこの本を大学1年生の時に読みました。主人公の伊吹信介の不器用な生き方に感動しました。自分がこれからやりたい事を見つけるために大学に入った信介は、いろんな事に疑問を持ち始め社会と対抗していく。その過程には、ヤクザとの喧嘩、人間関係、裏の社会などいろいろな事がありそれを乗り越えていくことによって人間として成長していく信介がうまく描かれています。
 第1部 筑豊篇では、幼いころの信介が鮮明に書かれている。

 この本を読んで本当に良かったと思う。この本は作者の実体験も含まれているのではないかと思われる。自分の子供にも読ませたい本ベスト3に入る傑作!



傑作です       おすすめ度
五木寛之さんの小説はかなり読みましたが、この本が一番面白かった。
初めて筑豊を訪れたとき、香春岳を見て、感動がよみがえった


我が思い出の一冊       おすすめ度
始めてこの本を読んだのはもう10年以上も昔。自分の生き方について悩んでいた学生の頃だった。友人に薦められたのがきっかけだったが、1週間とかからずに、当時発刊されていた第6部まで一気に読み切ったのを今でもよく覚えている。そしてその後の自分の生き方に、少なからず影響を与えたように思う。

主人公、伊吹信介のような熱く、そして不器用な生き方は、今はもう流行らない、時代遅れの物語なのかもしれない。だが、この小説の舞台となった60年代と同様に、今もまた先が見えない激動の時代。そんな時代の青年達にこそ、この本は読んでみてほしいと思う。