オロロ畑でつかまえて
作者 荻原 浩
価格 1,470 円
出版社名 集英社
出版年月 1997/12
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    第10回 小説すばる新人賞   受賞
超過疎化にあえぐ日本の秘境・牛穴村が、村おこしのため、倒産寸前の広告代理店と手を組んだ。彼らが計画した「作戦」とは!? 痛快ユーモア小説。

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■読者の評価     おすすめ度平均

こんな面白い本久し振り!       おすすめ度
抱腹絶倒ということで、どれどれと読んでみた。
語り口が独特で、絶妙。
常に眼尻に涙を滲ませながらあっという間に読みきってしまった。
面白い。
牛穴村ツアーがあるなら是非参加したいし、村人と交流したいと思ってしまった。
祭りで「右右右の左左左」の足取りもみてみたい。


これ、文字で楽しむより映像化した方が楽しめそう       おすすめ度
気軽にサクサク読める本でした。
しかし内容が薄い。読後に「面白かった」しか残らない。
いかにもな面白さについていけなくて私は大笑いはできなかったんだけど、暇つぶしにはよさそうです。
まぁ、デビュー作でこれだけのものが書けたら素晴らしいですよね。
村の人たちはみな純粋で一生懸命で、だからこその空回りにおかしみを覚えます。

オロロ豆、ヘラチョンペ、ゴンベ鳥・・・村の言葉の語感がいい。
村人たちの強烈な訛りは田舎で訛りに慣れてる私はまだ読めるけどそうでないとキツいかな?


田舎の話。       おすすめ度
村おこしの話です。

登場人物の訛りは印象的です。

これで本当に成功するのか??と思いつつ
あっさり読み終えることができます。


楽しく読めて       おすすめ度
軽やかな文章で、笑わせつつほろっとさせつつ、ちょっぴり苦い思いも抱かせつつ・・
みるみるうちに惹き込まれる。はじめは方言がちょっとよみにくいなあと思ったりもしたけど、いつのまにかそんなことも気にならなくて。井上ひさし氏の吉里吉里人をついでに思い出したりして、ふと読みたくなった。


裏庭にゴンベ鳥を探して       おすすめ度
不思議なタイトルだ。オロロ豆にヘラチョンペ、ヒアリングにパブリシティ。牛穴村の方言と、業界用語という方言と、どちらも不思議な呪文になる。
日本一のド田舎で、過疎化や高齢化の問題を抱えている村の青年会は、ラテンな気質で村おこしを思い立つ。
どの登場人物も個性的だし、青年会の顔ぶれも、弱小広告社の顔ぶれも、ばかばかしくも一生懸命な姿が愛しい。中でも、株をぐいぐいあげるのは悟だろう。野卑な男に見えるけれども力強く、不器用な分だけ誠実というか純粋というか役得というか。
楽しくて、少しほろり。どたばたした後は、収まるところへ納まっていく。湿っぽくならずに、笑い飛ばす元気な物語だ。現実に配慮して微苦笑するようなたしなみを捨てさせる幸福な迫力があった。