ジョッキー
作者 松樹 剛史
価格 1,575 円
出版社名 集英社
出版年月 2001/12
Amazonの詳細ページへ
 
    第14回 小説すばる新人賞   受賞
栄光に向かって疾走する、若き騎手の青春。 女子アナとの淡い恋、横暴な馬主との確執、馬への愛情様々な思いを抱え、心優しき騎手は天皇賞の大舞台に挑む。魅力的な登場人馬を描く第14回小説すばる新人賞受賞作。

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

こんなおもしろい本は、久々!       おすすめ度
とにかく、はまりました。こんなに傑作は久しぶりです。競馬好きの人なら尚更、競馬を知らない人でも十分に楽しめる本です。
登場人物・馬の個性的な面々。もう最高です。1500円損はさせません!


人間ドラマが描かれる競馬を舞台とした物語       おすすめ度
 競馬ファンでもあり、小説すばる新人賞受賞作として読み始めるまで非常に楽しみにしていましたが、その内容も期待に応えてくれた物語です。所属厩舎の様々なの実情も重なり、同期のスタージョッキー生駒とは違い、乗り馬にも恵まれず30歳を目前としている中島八弥が物語の主人公。少ない騎乗でギリギリの生活をする八弥の元へ、馬主の思惑なども重なってGIレース天皇賞への騎乗が依頼され、レースはスタートするが……。

 著者が丹念に取材したのでしょう、調教師や厩務員、兄弟子や弟弟子との人間関係も物語の中では人間ドラマをしっかりと演出しており、騎手の裏事情まで展開の中に織り込んでいるのは、競馬ファンとしても面白く読むことができました。欠点を挙げれば、レースの描写をもっと細かくしてほしかったのと、レース前後の関係者の複雑な心理まで描けていれば、更に物語は奥深くなったこととは思います。またラストの天皇賞の結末後の主人公・中島がどのように成長したかも読みたかっただけに、やや物足りなさも覚えましたが、全体を通しても競馬ファンのみに関わらず、人間ドラマを描いた物語として面白く読むことができました。