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■読者の評価
おすすめ度平均
テンポ重視。厚みは無いけど。 おすすめ度
最初に設定がドドドドドーンと紹介されてそっからは事件と考察が代わる代わるドドドドドーンと巻き起こる非常に豪快な推理小説
絶対的に安全だった位置を見つけるだけなため答は比較的わかりやすい、しかし物量作戦によるカムフラージュはそれなりに成立
方向性としては明確にヴァンの方面(明確な物的証拠も無いし)しかし回りくどさが無いからアレがダメでも読めるかも
非常に淡白。ありがちな要素を詰めるだけ詰めてその中から答だけ取り出すという感覚的な内容。
しかし推理モノ好きパワーで構成しきった力押し作品。
格別名作という感じではないがライト客ほど読みやすい単純さが素敵。
絶対的に安全だった位置を見つけるだけなため答は比較的わかりやすい、しかし物量作戦によるカムフラージュはそれなりに成立
方向性としては明確にヴァンの方面(明確な物的証拠も無いし)しかし回りくどさが無いからアレがダメでも読めるかも
非常に淡白。ありがちな要素を詰めるだけ詰めてその中から答だけ取り出すという感覚的な内容。
しかし推理モノ好きパワーで構成しきった力押し作品。
格別名作という感じではないがライト客ほど読みやすい単純さが素敵。
斬新 おすすめ度
初めて坂口安吾という人の作品を読みました。
ここにレビューを書かれる方たちほど、この時代の作品を読んだこともないので僭越ですがこんなビギナーの私でもすごく楽しめました。
なんというか・・・これが昭和22年の作品とはとても思えない。この登場人物のキャラクターの濃さにまずヤラれます。そのキャラを楽しむだけでページをめくる手が止まらない!!登場人物はかなり多いですが、それもあまり気にならないくらいの面白さ。
久しぶりに一気読みしてしまいました。推理小説もあまり読まない私なので思いっきり意外でした・・・
巨勢博士かっこいいなぁ。
ラストはあまりに切ないです。
ここにレビューを書かれる方たちほど、この時代の作品を読んだこともないので僭越ですがこんなビギナーの私でもすごく楽しめました。
なんというか・・・これが昭和22年の作品とはとても思えない。この登場人物のキャラクターの濃さにまずヤラれます。そのキャラを楽しむだけでページをめくる手が止まらない!!登場人物はかなり多いですが、それもあまり気にならないくらいの面白さ。
久しぶりに一気読みしてしまいました。推理小説もあまり読まない私なので思いっきり意外でした・・・
巨勢博士かっこいいなぁ。
ラストはあまりに切ないです。
文豪の余技ながらミステリ史上に残る傑作 おすすめ度
「堕落論」で有名な作者のミステリ・デビュー作。この後も「復員殺人事件(未完に終ったが、高木彬光氏が書き継いで本にしている)」、西郷隆盛を主人公にしたミステリ短編集を発表する等、相当なミステリ・ファンだったようだ。
話は、戦後まもなく田舎の富豪邸に一癖も二癖もある小説家、画家等が集められるが、その中で連続殺人事件が起こるというもの。最後は探偵役に事件中の"不合理な行動"を指摘され犯人が割れるのだが、何しろ登場人物は全て奇矯な性格の持ち主で、各々突拍子もない行動に出るので犯人の"不合理な行動"が隠されてしまうのだ。それが物語の自然な流れの中で起こるので、読者は幻惑されてしまう。この辺に、作家としての坂口氏の力量が出ている。また、読者の読みやすさを考えてか登場人物に絶妙な渾名を付けて(例えば犯人をピタリと当てる女性名(?)刑事には"アタピン")、それを用いて書くので読んでいて楽しい。
作者は本作に相当自信を持っていたようで、解決編の前、当時の著名なミステリ作家、評論家に当てて「この犯人が分かるか」と挑戦状を叩きつけたそうである。ちなみに、横溝正史氏はすぐに分かったそうである。また、私の周囲の人間に一読を勧めたところ、日頃ミステリを読む習慣がない人程、簡単に犯人を当てる傾向があった。TVの2時間ドラマの影響ですかねぇ。
とにかく読んでいて楽しく、また本格ミステリとして超一流の出来栄えで、未読の方には絶対お勧めの一作。
話は、戦後まもなく田舎の富豪邸に一癖も二癖もある小説家、画家等が集められるが、その中で連続殺人事件が起こるというもの。最後は探偵役に事件中の"不合理な行動"を指摘され犯人が割れるのだが、何しろ登場人物は全て奇矯な性格の持ち主で、各々突拍子もない行動に出るので犯人の"不合理な行動"が隠されてしまうのだ。それが物語の自然な流れの中で起こるので、読者は幻惑されてしまう。この辺に、作家としての坂口氏の力量が出ている。また、読者の読みやすさを考えてか登場人物に絶妙な渾名を付けて(例えば犯人をピタリと当てる女性名(?)刑事には"アタピン")、それを用いて書くので読んでいて楽しい。
作者は本作に相当自信を持っていたようで、解決編の前、当時の著名なミステリ作家、評論家に当てて「この犯人が分かるか」と挑戦状を叩きつけたそうである。ちなみに、横溝正史氏はすぐに分かったそうである。また、私の周囲の人間に一読を勧めたところ、日頃ミステリを読む習慣がない人程、簡単に犯人を当てる傾向があった。TVの2時間ドラマの影響ですかねぇ。
とにかく読んでいて楽しく、また本格ミステリとして超一流の出来栄えで、未読の方には絶対お勧めの一作。
おもしろうて、やがて哀しき おすすめ度
時は終戦直後。
地方の富豪邸に集まった人々。
この人たちがそれぞれにドロドロした人間関係(主に男女関係)を持つ。
そして次々に起こる殺人事件。
最初は登場人物の会話(話し言葉)にちょっととまどうのですが、当時の人の話し方ってこんなかなと思いながら読むのもまた楽しいものです。
登場人物の多さにもはじめは面食らうかも。私は読みながら相関図をかきました。
ところで、このお話、推理小説をよく読んでいる人には途中で犯人がわかってしまいます。
それがちょっと難だけど、話のテンポもよく、十分楽しめると思いますよ。
ラストの台詞が知的で、そして哀しくて印象的です。
地方の富豪邸に集まった人々。
この人たちがそれぞれにドロドロした人間関係(主に男女関係)を持つ。
そして次々に起こる殺人事件。
最初は登場人物の会話(話し言葉)にちょっととまどうのですが、当時の人の話し方ってこんなかなと思いながら読むのもまた楽しいものです。
登場人物の多さにもはじめは面食らうかも。私は読みながら相関図をかきました。
ところで、このお話、推理小説をよく読んでいる人には途中で犯人がわかってしまいます。
それがちょっと難だけど、話のテンポもよく、十分楽しめると思いますよ。
ラストの台詞が知的で、そして哀しくて印象的です。
スラップスティック・ミステリー。 おすすめ度
〃日本のミステリ ベストなんとか〃みたいなものに必ず名前が出ているだけのことはあります。何の情報もない状態で初めて読めば、意外な犯人にきっと驚きます。
でも実は、やたら登場人物が多いわりに複雑な話でもなく、トリックも奇抜きわまる、というほどではないのですよね。謎解きが得意な方なら途中で犯行動機に見当がつき、犯人もわかってしまうかも知れません。しかし、その分を差し引いても、この小説は本当に〃おもしろい〃のです。
何と言っても登場人物がほとんど一人残らずヘン! 普通の人が見当たらない! 別荘の招待客のみならず、ホスト側の一族、警察、探偵役、そして語り手、すべてがどっか変な人たちです・・・この人々が繰り広げるバルザックの人間喜劇みたいな(←って読んだことないけど(笑))ドラマというかドタバタを追っているだけで十分、楽しめます。
これも坂口安吾という作家だからこそなのでしょうか。読むうちに、これって多少デフォルメされてるだけで、私たちも、自分では平凡だと思ってるけど実際はこんなもの?と思わされたりもして。
繰り返される酸鼻な殺人もおどろおどろしさはあまりなく、醜怪な人間模様はユーモラスでさえあります。そしてちょっぴり悲しい結末。
私にとっては、犯人がわかっているのになぜか時々、読み返したくなる不思議な本です。
ATG映画のワンシーンを使った昔のカバーが懐かしいです。あの映画はもう見られないのでしょうか・・・
