魍魎の匣
作者 京極 夏彦
価格 3,360 円
出版社名 講談社
出版年月 2004/01
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    第49回 日本推理作家協会賞   受賞
匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ。果たして憑物は落とせるのか!?

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■読者の評価     おすすめ度平均

京極夏彦の最高傑作という名にはじない作品       おすすめ度
京極夏彦2作めにして最高傑作として名高い本作。作中にはさまれる幻想的な「匣の中の娘」女子高生の自殺未遂事件、連続バラバラ殺人事件、戦時中の不気味な研究を続ける医学研究所、匣をあがめる新興宗教など禍々しいが、一見無関係に見える事件が一気に収束してゆくラストが圧巻です.戦後のこの時期に免疫学や遺伝子操作などの言葉自体もありませんし、そういう意味で時代背景と京極堂の説明はやや齟齬がありますが、科学と伝奇ものが絶妙に組み合わされた傑作であることはかわりありません。現代の医学水準で考えれば四肢のない状態で生きていくことも人工臓器、臓器移植などある程度可能な技術です。究極は体のサイボーグ化、脳移植や意識の電脳化などでしょうが、これが本当にヒトといえるのか、元の本人と同一のものなのか、考えさせられます.特に臓器移植に関しては我々はもう一度その是非について考える必要があるのではないでしょうか?猟奇的ミステリ小説の傑作、ぜひご一読されることをお勧めします.


伝奇ミステリー       おすすめ度
“ヤンデレ”多すぎ(笑)


すっきりしたとも後味が悪いとも云えない独特の読後感でした。
姑獲鳥の夏よりストーリーの構成は向上していると思います。
お勧めです!!


匣の中には綺麗な娘がぴつたり入つてゐた。       おすすめ度
女子中学生が深夜の駅で線路に突き落とされ、重症を負う。
そばには、泣きじゃくる同級生がいた。
偶然とおりかかった刑事木場は、同級生の身柄の保護を頼まれ、
一連の事件に巻き込まれていく。
別の場所で起こったバラバラ殺人事件。
箱を持ったお払い師
奇妙な正方形の研究所
登場人物も事件の舞台も不思議な雰囲気をもち、
小説の中に時折挟み込まれる作中人物が書いたとされる小説が
不気味さに拍車をかけていきます。
 物語の後に行くにつれ、
最初に投げかけられていた言葉や出来事が伏線だったのがわかり、
とても面白く読みました。
 厚い本のうえ、登場人物も多数なのですが、混乱する事も無くすんなりと読めます。


ほぅ。       おすすめ度
本作のみでも十分に楽しめますが、前作を読んだほうが、関係者のつながりがより深くわかって、お勧めです。

ここでもやはり飛ばし読みは厳禁です。話についていけなくなります。しかし、きちんと読んだ人には優しいです。

猟奇性の強い作品なので、バラバラなどに抵抗のある人にはお勧めできないかもしれないですが、物語としては秀逸で大変読み応えがある内容なので、興味のある人は是非♪


祝!映画化!!       おすすめ度
2作目にして、やっと表紙やタイトルに惹かれた人待望(?)の
猟奇殺人です。
前作では「なんだこういうオチか‥」とグロ無しでお嘆きの方も
今回はご期待通りです。
京極道シリーズ全てそうですが、タイトルは読み終わると納得です。
いつも意味深いですよ。

ご期待ください。