沈黙の教室 (ハヤカワ文庫JA)
作者 折原 一
価格 987 円
出版社名 早川書房
出版年月 1997/05
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    第48回 日本推理作家協会賞   受賞
連合赤軍事件の記憶も新しい1973年、青葉ケ丘中学の3年A組では悪質ないじめが横行していた。不気味な〈恐怖新聞〉が発行され、粛清の対象とされた犠牲者は残酷な結末へと突き落とされた。悪魔の化身のようなクラスを担任教師が呼んで〈沈黙の教室〉…。その20年後、クラス会の告知が新聞に載った途端、新たな〈恐怖と粛清〉が鎌首をもたげた。四重の謎と多彩な文体が生み出す渾身のサスペンス大作。

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■読者の評価     おすすめ度平均

評価ほどでは       おすすめ度
人によって当然評価は違うと思いますが
万人が良いって言う程の作品ではないように思えます
とは言え、このページ数を読ませてしまうのですから
力のある作品だとは思います


意外性は少ないが読んじゃう       おすすめ度
作者自身も、この本は、そんなに好きではないと、別の本の解説で語っています。確かに、作者としてはこの小説と違う作品で、賞をもらいたかったのだろうと思います。そう言う意味では、彼の代表作ではないと思います。小説の結末や、犯人に、そんなに意外性はないし、読後感もそんなによくありません。…でも、そういいながら、この本は、面白く、引き込まれるように、どんどん読みました。それは、最初に記憶喪失の男を登場させ、それと恐怖新聞の支配する過去の学校がどうかかわるのか?記憶喪失の男の招待は?という、導入部の設定が謎にみちていて興味深いからだと思います。読んで損はない本だと思います。


折原氏の最高傑作       おすすめ度
個人的には作者の最高傑作だと思う。20年前の小学校の同窓会の通知が復讐劇の始まりとなる。そのクラスは正体不明の"恐怖"に支配され、その"恐怖の支配者"に逆らう者は"粛清"される。なにしろ"恐怖新聞"が配られるのだ(つのだじろうみたいだ)。そうした過去の忌まわしい出来事が「百物語」の形式で語られる。この過去の描写は圧巻である。

それとカットバックして現在の連続殺人事件が描かれる。いやが上にも緊迫感が高まる。過去と現在の謎が錯綜する中、結末に近づいても犯人の正体を掴ませない作者の卓越した技巧。異様な程に息詰まるサスペンスと本格の味とが見事に融合した現代ミステリの傑作。


題名にひかれて       おすすめ度
題名がまずおもしろそうで買いました
分厚いので読めるか心配でしたが 読み終える頃にはどっぷりと
つかり、折原ワールドにはまりました
続編も早速 購入してるので引き続き はまりたいと思います
この方の本はまだ三冊目ですが 独特な書き方で読者を唖然と
させますよね〜
ホントに上手いです!!


肩透かし       おすすめ度
『恐怖新聞』meets『魔太郎が来る』?
どんな叙述トリックかと期待していたら、あまりにもそのまんまで拍子抜け。
あるべきパーツがあるべき場所に収まるだけなので驚きも何もない。