葉桜の季節に君を想うということ (本格ミステリ・マスターズ)
作者 歌野 晶午
価格 1,950 円
出版社名 文藝春秋
出版年月 2003/03
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    第57回 日本推理作家協会賞   受賞
ひょんなことから霊感商法事件に巻き込まれた「何でもやってやろう屋」探偵・成瀬将虎。恋愛あり、活劇ありの物語の行方は? そして炸裂する本格魂!

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■読者の評価     おすすめ度平均

葉桜の季節に呼んで頂きたい       おすすめ度
勘のいい人なら、文章や構成の不自然さから、
途中で大トリックに気づいてしまうでしょう。
でも、真相のすべてを完全に推理できる人は少ないんじゃないか?
それだけでも読む価値はあります。

あと、最後の主人公の主張は、素敵だとは思うけれど、
ちょっと鼻につくかなぁって感じます。# 文体の所為か?価値観?の違いか

評価としては、「やくざ探偵」「千絵ちゃん」の
小ネタトリックが好きなので星3つです。


だまされたが納得       おすすめ度
いや、あと少しで終わりかけという時にとんでもないことがわかるのだが、これを言ってしまうと大なしなので言わない。読んでみてください。
読み終わってようやくちょっと奇妙な題に納得がいく。
好き嫌い分かれるようだが、好き嫌いではなく仕掛けの意外性、珍しさは特筆できるのではないか。
肩透かしを食った、という人もいるが、読み手の○○によるかもしれない。これを書くとネタがばれてしまうのであえて伏字。
ともかくも一度読んでみると面白い。
こういうのもありなのだ。
ものを書く人にはいい勉強になるだろう。


新ミステリー?       おすすめ度
途中から感じていた違和感が最後にすっきり。
確かに、この感覚は今まで読んだことのない種類のもの。
謎解きというより「落ち」ですねこれは。
本格的なミステリー好きも、これを読めば感心すること間違いなし。
肩もこらず、さらっと楽しく読めます。



格好良い生き方       おすすめ度
「このミステリーがすごい!」第1位
「本格ミステリ・ベスト10」第1位
「週刊文春ミステリーベスト10」第2位

この帯を見て非常に興味を惹かれ、読んでみたこの本。
全体的に文章は読みやすく、すらすらと吸い込まれるように読んでいきました。
そして、最後のどんでん返しとはちょっと違うような、「え、そういうこと!?」という驚きに何度もページを戻ってはまた読むのを繰り返しました。
何よりも主人公の生き方・生き様がとても格好良い!!
「葉桜の季節に君を想うということ」ぴったりな題名だと思いました。
でも、ひっぱった割には最後があっさりし過ぎかな、とも。
私は、あと数文でもいいからその後を知りたかったです。


気持ち悪い       おすすめ度
文章が気になる方ならなんとなくトリックが分かってしまうと思います。

それにしても気持ち悪い。
わざわざ口にしなくて良いような雑学知識をひけらかすところとか、
女や風俗に対する主人公の描写とか。
私はこの辺でイライラして分かってしまいました。
最後についている統計資料は無理矢理こじつけ感が、
あってさらに読後感が悪くなります。

ただ、タイトルは秀逸です。
文章のイメージとはかけ離れてますが、
思わず純文学かと手にとってしまうような、
「ちょっとは洒落た本を読んだりするんだぜ」、って
小脇に抱えて人に知性をアピールするには最適ですね。
内容のわりに厚みありますし。