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■読者の評価
おすすめ度平均
『冒険』、『新冒険』、『功績』からのセレクション おすすめ度
◆「都市伝説パズル」
《安楽椅子探偵もの》。
三角関係のため、被害者に怨みを抱いている友人、第一発見者など、
疑わしい人物を犯人と仮定し、綸太郎と警視が推論を繰り広げます。
ポイントとなるのは、現場に残された血文字。
「都市伝説」といったおどろおどろしいイメージが重ね合わせられていますが、
その底にあるのは、あくまで功利的な犯人の打算です。
事件の解明が、新たな「都市伝説」の萌芽と
なったことを暗示する結末も洒落ています。
◆「世界の神秘を解く男」
ポルターガイスト現象が起こる家で超心理学者が
シャンデリアの下敷きになって死んだ。
果たして超能力現象によるものなのか――?
「超能力」のタネとしてのトリックは、拍子抜けするぐらい単純。
しかし、超能力少女の家庭事情や軽薄なマスコミの生態、そして
封建的な学会の体質といった生臭い人間関係に溶かし込むことで、
じつに効果的かつ印象的なものとなっています。
◆「現場から生中継」
殺人事件があった時間、容疑者はテレビの生中継に
映っていて、その上、携帯電話で友人と話していた。
鉄壁のアリバイがあると思われたのだが、その友人が
容疑者との通話中に「(テレビの)テロップの下を見ろ」
と言われたと証言する。
テレビを観れなかったはずの容疑者が、そのような指示を出せる
はずはなく、アリバイは崩されたかにみえたのだが……。
衆人環視のアリバイをいかに崩していくか、というモチーフかと
思わせて、終盤で鮮やかに反転させる手ぎわはじつに見事です。
◆「黒衣の家」
ホワイダニットが焦点。
物語が、葬式の場面から始まっているのがポイントです。
本作における犯人の発想には、多くの先例があると思いますが、
逆に最近の作品では、桜庭一樹の某作のなかに見られました。
《安楽椅子探偵もの》。
三角関係のため、被害者に怨みを抱いている友人、第一発見者など、
疑わしい人物を犯人と仮定し、綸太郎と警視が推論を繰り広げます。
ポイントとなるのは、現場に残された血文字。
「都市伝説」といったおどろおどろしいイメージが重ね合わせられていますが、
その底にあるのは、あくまで功利的な犯人の打算です。
事件の解明が、新たな「都市伝説」の萌芽と
なったことを暗示する結末も洒落ています。
◆「世界の神秘を解く男」
ポルターガイスト現象が起こる家で超心理学者が
シャンデリアの下敷きになって死んだ。
果たして超能力現象によるものなのか――?
「超能力」のタネとしてのトリックは、拍子抜けするぐらい単純。
しかし、超能力少女の家庭事情や軽薄なマスコミの生態、そして
封建的な学会の体質といった生臭い人間関係に溶かし込むことで、
じつに効果的かつ印象的なものとなっています。
◆「現場から生中継」
殺人事件があった時間、容疑者はテレビの生中継に
映っていて、その上、携帯電話で友人と話していた。
鉄壁のアリバイがあると思われたのだが、その友人が
容疑者との通話中に「(テレビの)テロップの下を見ろ」
と言われたと証言する。
テレビを観れなかったはずの容疑者が、そのような指示を出せる
はずはなく、アリバイは崩されたかにみえたのだが……。
衆人環視のアリバイをいかに崩していくか、というモチーフかと
思わせて、終盤で鮮やかに反転させる手ぎわはじつに見事です。
◆「黒衣の家」
ホワイダニットが焦点。
物語が、葬式の場面から始まっているのがポイントです。
本作における犯人の発想には、多くの先例があると思いますが、
逆に最近の作品では、桜庭一樹の某作のなかに見られました。

