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■読者の評価
おすすめ度平均
推理小説と歴史ロマンの融合 おすすめ度
陳舜臣が若い頃には推理作家であったことなど、世間は殆ど忘れ去っているのではないでしょうか。ただ、本作を読むと、推理小説であると同時に中国を舞台にした歴史ロマンという色彩の強い作品であり、この頃から既に彼は後の歴史・時代小説家の顔を持っていたということなのでしょう。
そしてまた、本作には中国人の血を引きながら日本で生まれ育った自身のルーツ探求のような要素も入っています。二人の男が一人の女を争って殺し合いをするという民話が中国にも日本にもあるそうで、その民話になぞらえたかのように起きた殺人事件が描かれています。犯人が明かされているタイプの小説なので別に驚きはないだろうと読み進めていると、最後にはきちんと驚きが用意されています。
そしてまた、本作には中国人の血を引きながら日本で生まれ育った自身のルーツ探求のような要素も入っています。二人の男が一人の女を争って殺し合いをするという民話が中国にも日本にもあるそうで、その民話になぞらえたかのように起きた殺人事件が描かれています。犯人が明かされているタイプの小説なので別に驚きはないだろうと読み進めていると、最後にはきちんと驚きが用意されています。

