震度0
作者 横山 秀夫
価格 1,890 円
出版社名 朝日新聞社
出版年月 2005/07/15
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2002年『半落ち』、2003年『クライマーズ・ハイ』、そして2005年――。横山“警察小説”の集大成的長編サスペンス! 謎の失踪を遂げた警務課長を巡って巻き起こる、県警幹部たちの虚々実々の駆け引きと足の引っ張り合い……。県警本部長以下、キャリア組エリート警務部長、準キャリア警備部長、叩き上げの刑事部長など入り乱れての情報戦の結末は? 真実はどこに!? 著者ひさびさの本格長編小説。

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■読者の評価     おすすめ度平均

警察の裏側を垣間見る       おすすめ度
警察内部の権力闘争がありありと描かれている。自分が警察官ではないので実際のことはよくわからないが、興味深く読ませてもらった。阪神大震災をよそに各々が自己の利益に固執して足掻いている様は人間の醜さを表していると思った。ただ、震災の当事者が読んだら腹立たしくなるのではないかと感じた。


☆3+程度       おすすめ度
警官同士の権力争い のような話が好きなので加点気味。
警察といっても地方の話で、コジンマリとした話で、登場人物
も小粒な人ばかりで大作感はないが、逆にそのせせこましい
感じは微笑ましかった。

大地震で何千人死のうが、個人の利益に繋がらないのならば
おざなりになるのは当然の事であり、人間の正しい真実の姿
が描かれていると思える。


ちょっとがっかりです       おすすめ度
横山さんの本は、手に入る限り読んでいます。「第三の時効」や「クライマーズハイ」など、すばらしい完成度で何度も繰り返し読んできました。
しかし、この「震度0」にはがっかりさせられました。長編なので期待していたのですが、大震災との絡みも結局は意味不明。(クライマーズハイの123便とは全然違います)。警察内部のディテールはいつものように大変迫真に迫っているのですが、登場人物がやたら多く、図解までしても、結局誰にも絞り込んでいないため、読む方も感状移入ができない。そして最大のがっかりは結末。これだけ厚い本を読んで、最後にこれでは納得できない。
題材が良かっただけに、なんとももったいない感じがしました。
厳しいですが、お金を払って本を買った私は星一つしか付けられません。


凝った構成       おすすめ度
関西大震災が発生時に震源地から遠く離れた県警の内輪もめを描く。
人事異動の季節に本部長初めキャリア組みの信頼の厚い警備課長が失踪と同時に関西で大地震が発生する。
県警として一枚岩として対処しないといけない事態であるが、キャリアとノンキャリアの幹部が集結しては、それぞれの幹部の保身や思惑の為の緻密な心理戦が展開される。
構成が面白いこともあり一気に読めてしまう小説であり、警察という巨大機構の構造的な問題も改めて浮かび上がらせる。


さすが       おすすめ度
ストーリー展開☆☆☆☆
人物描写☆☆☆☆☆
設定☆☆☆☆
動機☆

人物描写と人間関係描写はさすが横山氏.
人間関係もおもしろい.

官僚としての警察官がよくかけている.

しかし,難点は多い.
最後に明かされる理由が弱すぎる.
他のレビューにあるように,大震災との関係も.はじめに「震度0」という題ありきかと疑わせる.

ちなみに,ドラマ化されたが,原作を読んだ方は見ない方がよい.
かえって不満が増す.