悪人
作者 吉田 修一
価格 1,890 円
出版社名 朝日新聞社
出版年月 2007/04/06
Amazonの詳細ページへ
    第61回 毎日出版文化賞  受賞
    第34回 大佛次郎賞  受賞
    本屋大賞 2008年   受賞
なぜ、もっと早くに出会わなかったのだろう――携帯サイトで知り合った女性を殺害した一人の男。再び彼は別の女性と共に逃避行に及ぶ。二人は互いの姿に何を見たのか? 残された家族や友人たちの思い、そして、揺れ動く二人の純愛劇。一つの事件の背景にある、様々な関係者たちの感情を静謐な筆致で描いた渾身の傑作長編。

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

気分下降       おすすめ度
前回、パークライフを読み、あまりよくわからなかったが、
今回は評価がいいので読んでみた。

物語としては、現代的なストーリーでサクサク読めたが、
主人公がいまいちよくわからない、最後むなしい感じで
気分が下降しました。






人とは哀し、寂し       おすすめ度
昔の歌の文句で[生きてることはただそれだけで、悲しい事だと知りました]ちなみにかぐや姫の赤ちょうちんなんだけど、それが頭の中で何度も流れてくるような感じだった。人とは愚かで哀しく、寂しい生き物なんだ、と改めて痛感する作品でした。


切なすぎる       おすすめ度
僕はこの悪人と言われる佑一を嫌いになれないし、たぶんもし僕が光代なら同じ行動をしていたような気がする。大好きな人に一緒に逃げてくれって言われたらついていきそう。(僕はね)あと被害者の佳乃っていう女は殴りたいくらいムカついた、オメエ何様のつもりだってね。最後に光代の(私はただ利用されていただけなんですね?ただ舞い上がっていただけなんですよね。)と言う詞、たぶん否定して欲しかったんじゃないかな、たった一人でも良いから。


なんだこれは?不思議な筆力の技巧派?       おすすめ度
吉田修一という作家は、うすっぺらーい文庫本の「パーク・ライフ」をちら見して、
あまり好みじゃないな、という印象だった記憶があるだけで、
ちゃんとは読んだことがなかった。
でも、この本は少しは分厚かったし推理もの?だったので手に取ってみた。
最初は正直、それだけの理由だった。

なんだか読みにくいなぁというのが、第一印象。

なんだろう、まるで新聞の記事を読むように、地の文の説明が少ない。
映画でもとっているかのように、誰の立場にも立たない、全員からイーブンのスタンスで
書いているというのか、誰に対する思い入れも感じられずに、
すごく固くてしらじらした印象。

かちかちになったトーストを噛むような気分で読み進む。

・・・あれ?

途中から急に、ストーリーが加速する。
印象はあくまで深入りせずの等間隔なのに、自分もそれに慣れてきたのか、
ページをめくる手がスムーズに。そうして止まらなくなる。

最後の一行を読んだとき、ほうっとため息。

主人公の立場にあえて踏み込まなかったのは、この一文を際立たせるための
技巧だったのか?

もしそうなら、この作家、コワイ。そうしてスゴイ。


面白い!だけど・・・悲しい       おすすめ度
ぐいぐい引き込まれて、一気に読み進めることができた。
それだけ、面白い。展開のテンポもよい。
「悪人」を装って、周りの愛する人達をまもった主人公。
でも、それはなぜ?不器用さ?愛されたかっただけ?なんだか、やりきれなくて悲しい気持ちになった。
「悪人」というタイトルが、悲しく響きます。