TOKAGE 特殊遊撃捜査隊
作者 今野 敏
価格 1,575 円
出版社名 朝日新聞社
出版年月 2008/01/11
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■読者の評価     おすすめ度平均

大銀行を舞台にした知能犯罪       おすすめ度
 特別機動任務につく秘密特命捜査官「トカゲ」達を主人公に据え、がっちり堅固な警察小説である。活劇場面は少なく、知能犯罪と対決する。緊張感のある場面で冷静に対処する特殊犯係高部の忍耐強さが、頼もしい。上野と涼子も、シリーズ化できそうな魅力的なキャラクターだ。


映像化希望       おすすめ度
読み始めると途中でやめることができず、寝る時間も惜しんで2日間で読了。
結婚していなかったら徹夜したのは確実。
誘拐事件をおっていく警察・銀行・新聞記者の3者間での時計針を刻んでいくような展開と、登場人物の種々入り混じった描写にはすごいものを感じました。
映画化もしくはテレビドラマ化を激しく希望!!!もしそれが実現するようであれば、涼子役には柴崎コウさんを大推薦。読んでいる時も涼子役だけはそのイメージで読んでました。


圧倒的な臨場感       おすすめ度
誘拐事件を専門に手がける特殊半捜査係、通称SIT。
今回の事件は、大手銀行の行員が誘拐され銀行に身代金を要求する企業誘拐。
身代金は10億円!
早速SITの面々は、犯人との交渉窓口である銀行と捜査本部とに分かれて
事件に立ち向かう。

とにかく臨場感がすごい。
誘拐事件での犯人との交渉はこうやって進むんだ...とドキドキしました。
まるで自分がその場にいるような錯覚さえ覚えます。
犯人との身代金支払についての駆け引きはもちろんですが、一方で秘密主義
の銀行側との駆け引き、そして捜査本部でのやり取り。
さらに報道協定の中、協定解除までに出来る限りの情報を集めようと必死の
取材を行う新聞記者の見事な駆け引き。

そして何と言っても素晴らしいのはSITのメンバーのプロ意識。
誘拐事件が専門外の管理管に何を言われても動じない高部係長を始めとして
交渉側にいる加賀美達も、トカゲの涼子も実に冷静で的確な判断力を持ち、
そして何よりメンバーを信頼してチームワークを持って解決していく。

事件の方は途中で「あれ?これはもしかして?」と気付くのですが、それで
も最後まで楽しめました。
この作品、シリーズ化しても良いのでは?