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■読者の評価
おすすめ度平均
二村! おすすめ度
二村永爾シリーズの第2弾!警察に属しながらも、フリーの立場の(休暇中の警官)二村が大学病院内の遺体安置所から消えた遺体を探す出だしさる事ながら、また素晴らしい文体です、リズムです、スタイルです。
カッコイイとはこういう事なのだと、気付かせてくれる大人の小説です、カッコイイのにこっぱ恥ずかしくない、そんな小説です。キメセリフも、臭くなくて、必要以上に飾らないし、直接的表現を控え、比喩がまた絶妙、そんな小説です。
今回も様々なものに関与があり、それぞれの思惑なり動機があるのですが、中でも私は医学生田沼が気に入りました。彼の彼なりのスタイルが私には共感できました。今回のストーリーと本の分量を考えると、もう少しコンパクトに出来たかな?とも考えますが、それでもよかったです。
また、私の好きな作家の高橋 源一郎さんの解説が良かった。いつも通りのただの感想レベルの私事なのですが、芸になっていて私は好きです、彼の小説は最初の何作かで(私の中では)終わってしまったのでしょうけれど、こいうった解説や書評エッセイみたいなものがくだらなくて好きなのです。その源一郎さんと矢作さんとのこういった繋がりがまた不思議です。
「リンゴォ・キッドの休日」が好きだった方には是非オススメ致します。
カッコイイとはこういう事なのだと、気付かせてくれる大人の小説です、カッコイイのにこっぱ恥ずかしくない、そんな小説です。キメセリフも、臭くなくて、必要以上に飾らないし、直接的表現を控え、比喩がまた絶妙、そんな小説です。
今回も様々なものに関与があり、それぞれの思惑なり動機があるのですが、中でも私は医学生田沼が気に入りました。彼の彼なりのスタイルが私には共感できました。今回のストーリーと本の分量を考えると、もう少しコンパクトに出来たかな?とも考えますが、それでもよかったです。
また、私の好きな作家の高橋 源一郎さんの解説が良かった。いつも通りのただの感想レベルの私事なのですが、芸になっていて私は好きです、彼の小説は最初の何作かで(私の中では)終わってしまったのでしょうけれど、こいうった解説や書評エッセイみたいなものがくだらなくて好きなのです。その源一郎さんと矢作さんとのこういった繋がりがまた不思議です。
「リンゴォ・キッドの休日」が好きだった方には是非オススメ致します。
懐かしい。 おすすめ度
1985年、大学生の時ほんとうにハマッてました。映画化してほしい1本です。司城氏との共作ブロードウェイの戦車、暗闇にノーサイドも大好きなんですけど。復刻してください。
探すのに骨が折れる おすすめ度
二村永爾シリーズ第二弾。
舞台が広がって、山梨、海老名、横浜を行ったり来たりする。あと、番外でハワイ。
慌しい。登場人物が多い。みんな忙しそうだ。移動も多い。死体すらたくさん移動する。
高橋源一郎が「解説」(解説になっているかどうかは別にして、すばらしい文章だ)で、探偵小説(これは刑事が主人公だけど)の本質は、何か、多分大切な何かを探す行為にある、というようなことを書いている。これが書かれた1985年、バブルに向かって、いろいろなことがわらわらごちゃごちゃになって見えにくくなっていた日本では、大切な何かを探すのは、2006年とはまたちょっと違った理由で結構骨の折れることだったのかもしれない。
ということで、『リンゴォ・キッド』なんかに比べると慌しすぎる印象を受けるが、まあ、ファンなので、おもしろくないはずがない。
舞台が広がって、山梨、海老名、横浜を行ったり来たりする。あと、番外でハワイ。
慌しい。登場人物が多い。みんな忙しそうだ。移動も多い。死体すらたくさん移動する。
高橋源一郎が「解説」(解説になっているかどうかは別にして、すばらしい文章だ)で、探偵小説(これは刑事が主人公だけど)の本質は、何か、多分大切な何かを探す行為にある、というようなことを書いている。これが書かれた1985年、バブルに向かって、いろいろなことがわらわらごちゃごちゃになって見えにくくなっていた日本では、大切な何かを探すのは、2006年とはまたちょっと違った理由で結構骨の折れることだったのかもしれない。
ということで、『リンゴォ・キッド』なんかに比べると慌しすぎる印象を受けるが、まあ、ファンなので、おもしろくないはずがない。
長かった…… おすすめ度
江口寿史イラストの単行本版から二十年が経つ。
ここに来てようやく、本作は初文庫化された。
第一作『リンゴォ・キッドの休日』や、第三作にして最新作
『THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ』ほどの凄絶さはないが、
しかし読んで裏切られることはない良作だ。
全然解説になっていない高橋源一郎の解説もまた良し。
個人的に、四月再版された『マイク・ハマーへ伝言』と、
『リンゴォ・キッドの休日』とが横に並んでいるのを見て感慨深かった。
あとは『さまよう薔薇のように』や『神様のピンチヒッター』、
『死ぬには手頃な日』などが残っているが、この様子なら遠くはなさそうだ。
一矢作ファンとして、今はこの幸福を素直に楽しもうと思う。
ここに来てようやく、本作は初文庫化された。
第一作『リンゴォ・キッドの休日』や、第三作にして最新作
『THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ』ほどの凄絶さはないが、
しかし読んで裏切られることはない良作だ。
全然解説になっていない高橋源一郎の解説もまた良し。
個人的に、四月再版された『マイク・ハマーへ伝言』と、
『リンゴォ・キッドの休日』とが横に並んでいるのを見て感慨深かった。
あとは『さまよう薔薇のように』や『神様のピンチヒッター』、
『死ぬには手頃な日』などが残っているが、この様子なら遠くはなさそうだ。
一矢作ファンとして、今はこの幸福を素直に楽しもうと思う。

