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■読者の評価
おすすめ度平均
何かを諦めた男 おすすめ度
この小説の主人公もそうであるが、矢作俊彦の小説の主人公は何かを諦めて、本意でなく今現在そこに漂っているという人物が多い。これは実は矢作俊彦が自分自身についてそう感じながら本来なら小説などというものを書くのではない自分の人生があったのではないかという思いとシンクロニシティーしてはいないか。キーを預かりながら30分ごとに駐車位置をずらすことを生業にする男は実は矢作俊彦自身か。
古臭いけど おすすめ度
1984年の作品。表紙も古臭いし、タイトルも古臭いけど、中身も古臭い。
しかし、古くなったビールは多分花壇の肥やしにもならないが、古いウィスキーは胃と心臓と肝臓を肥やして暖めてくれるのだと思う。温故知新というが、矢作俊彦は多分、故も新もあんまり関係ないのだ。いまだに、ヘミングウェイとチャンドラーと長島茂雄をモチーフに小説を書いていて、それでいて読ませる人というのはこの人くらいだと思う。感服。
しかし、古くなったビールは多分花壇の肥やしにもならないが、古いウィスキーは胃と心臓と肝臓を肥やして暖めてくれるのだと思う。温故知新というが、矢作俊彦は多分、故も新もあんまり関係ないのだ。いまだに、ヘミングウェイとチャンドラーと長島茂雄をモチーフに小説を書いていて、それでいて読ませる人というのはこの人くらいだと思う。感服。

