沈黙/アビシニアン (角川文庫)
作者 古川 日出男
価格 1,000 円
出版社名 角川書店
出版年月 2003/07
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■読者の評価     おすすめ度平均

善悪       おすすめ度
耽美でリズムのある文章が素敵。

そして、善悪の判断基準に一片の迷いのないところが素敵。

「音楽だけが悪を」


最高のフレーズです。


読書は作品との格闘だということを久々に感じさせてくれた傑作       おすすめ度
一文字たりとも読み落とせない緊張感が最初から最後まで持続します。読み終えたあとは肉体的にも疲れ果てるような、そんな読後感。


『沈黙』『アビシニアン』の合本文庫です       おすすめ度
単行本として発売されていた『沈黙』と『アビシニアン』の合本
文庫です。
この二つの物語はまさに好みの分かれる二つだと思います。

『沈黙』は一つの謎から始まり、「神」へと繋がる壮大な物語。

『アビシニアン』は猫を巡る不思議で、どこか切なくて、強く生きようと
する人たちの恋愛物語。

僕はどちらとも好きです。
ただ、『アラビアの夜の種族』『サウンドトラック』『ベルカ、吠えないのか?』
などを読んで古川日出男さんに興味を持った方には古川さんの違った味を体感で
きていいと思うのですが、これから古川さんの本を読んでいきたいという人には
あまりオススメできません。そういう方は上に上げた本や、短編集から入ったほう
が良いかもしれません。