無花果日誌 (角川文庫)
作者 若合 春侑
価格 460 円
出版社名 角川書店
出版年月 2005/07/23
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■読者の評価     おすすめ度平均

甘く、熱い       おすすめ度
多分宮城の外れか、と思える田舎の漁師町近くの八百屋の娘、女子高校生が主人公。その町育ちの臭いを消して、県下一のお嬢様カトリック系女子高に通う。その、自然な日常。。。
うーん、私には似合わんなぁ。
知らないものには興味がある。純粋にそう言う思いで、朝日新聞かの確か若者向け書評で見つけ、買ったんだな、多分。

昔で言えば、庄司薫、あるいは三田誠の女子版とも言えるのかしら。面白かった。ほんわか自然な毎日の中に、かなりドラマチックな出来事が、割にさらりと出てきたり。
何となく昔を思い出した。

甘く、熱い。そんな高校時代を過ごせて良かった。
主人公の桐子の心の動きがとても身近で、私はうれしかった。


女の子いかに生くべきか?       おすすめ度
確かこの作品の単行本が出たときの書評に”女の子版・赤頭巾ちゃん気をつけて”とあったのを記憶しているが、読んでみるとそんな雰囲気だ。

コドモじゃないけどオトナじゃない、賢いけど小利口じゃない、消化できない感情や怒りや切なさがないまぜで、行きつ戻りつぐるぐるしてしまう感じが『薫クン』的。本当に私が高校生だった頃に読んだとしたら、どんな感想を持っただろうと、ふと考えてみたりした。

それにしても、以前に読んだ”腦病院へまゐります。”とは極端に文体が違うことに驚いた。
解説にもあったように、描く題材によって書き方を大きく変える作家なのだろう。こうなると、当然他の作品も読みたくなる。
これからの作品も楽しみだ。