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■読者の評価
おすすめ度平均
夜の闇に憩いを感じる心 おすすめ度
二冊で一つの表紙のデザインが凝っている。黒い刃の、一本のナイフ。
登場人物の一人称で進められるため、物語の終わりで、犯人や被害者が推定した人物と違っていたこともある。
というか、私はだまされまくった。うーん。裏切り方が見事だ。
そこは面白いと思った。特に、「犬」はやられた。なんともいえない切なさに胸を突かれる。
とはいえ、乙一らしい、淡々として、感情の起伏の少ない文章であるが、解体された死体の描写などは苦手なので、☆は少なめ。
登場人物の一人称で進められるため、物語の終わりで、犯人や被害者が推定した人物と違っていたこともある。
というか、私はだまされまくった。うーん。裏切り方が見事だ。
そこは面白いと思った。特に、「犬」はやられた。なんともいえない切なさに胸を突かれる。
とはいえ、乙一らしい、淡々として、感情の起伏の少ない文章であるが、解体された死体の描写などは苦手なので、☆は少なめ。
ここまで来れば…… おすすめ度
グロテスクも、ここまで書けば立派なものだ。一応、今まで読んだ乙一の作品の中では最高かも。主人公の内面にも、まあこの程度に踏み込んでいれば十分であろう。中途半端に童話してたり、どこかに希望を残そうとした痕跡のあった作品よりは、こういう方が好みだ。
他の方のレビューを読んでみると、あとがき作家になりかけていて面白い。気持ちはわかるし、やったこともあるが、あとがきから読むのはやっぱり邪道です。
他の方のレビューを読んでみると、あとがき作家になりかけていて面白い。気持ちはわかるし、やったこともあるが、あとがきから読むのはやっぱり邪道です。
娯楽大作。 おすすめ度
目を覆いたくなるような残忍な場面も映像・画像ではなく、文字として表現されると、直接的でない分、劣悪にならずに、気品ささえ感じる。
残酷で暗い色調の中にも、端々に華を感じるのは、作者の力量か。
読者にあっと言わせる物語の展開といい、すばらしい作品。
残酷で暗い色調の中にも、端々に華を感じるのは、作者の力量か。
読者にあっと言わせる物語の展開といい、すばらしい作品。
小説特有のトリック おすすめ度
◆「犬」
連続ペット誘拐事件が巷を賑わせていた。
そんな頃、ゴールデンレトリバーとその飼い主の少女と出会った“僕”は―。
おそらく、視覚化不可能な小説特有のトリックが
使われているため、コミカライズされなかった作品。
不安や恐怖、さまざまな抑圧された感情に追い詰められた
犯人の人物像はすぐれて現代的で痛ましく、胸に迫ってきます。
▼付記
ちなみに、本作での森野の出番は比較的少なめですが、
意外とベタな「弱点」が明かされ、萌えキャラっぷりを
ちゃっかりアピール…、と思いきや、しっかりと
「裏」があったのですね。
連続ペット誘拐事件が巷を賑わせていた。
そんな頃、ゴールデンレトリバーとその飼い主の少女と出会った“僕”は―。
おそらく、視覚化不可能な小説特有のトリックが
使われているため、コミカライズされなかった作品。
不安や恐怖、さまざまな抑圧された感情に追い詰められた
犯人の人物像はすぐれて現代的で痛ましく、胸に迫ってきます。
▼付記
ちなみに、本作での森野の出番は比較的少なめですが、
意外とベタな「弱点」が明かされ、萌えキャラっぷりを
ちゃっかりアピール…、と思いきや、しっかりと
「裏」があったのですね。
読み終えるのが惜しいとすら思いました。 おすすめ度
とても乙一らしい作品で、魅力的です。
文章が非常に読みやすく、繊細な描写がとても綺麗です。
主人公の「僕」は、どこか人間的な感情の欠落した少年なのですが、残酷で無感動な彼の心情や心理に、不思議と「人間らしさ」を感じました。
ただ、作中グロテスクな表現も多いので、物語と現実を混同して考えてしまう方にはお勧めできません。
文章が非常に読みやすく、繊細な描写がとても綺麗です。
主人公の「僕」は、どこか人間的な感情の欠落した少年なのですが、残酷で無感動な彼の心情や心理に、不思議と「人間らしさ」を感じました。
ただ、作中グロテスクな表現も多いので、物語と現実を混同して考えてしまう方にはお勧めできません。

