いつかパラソルの下で
作者 森 絵都
価格 1,470 円
出版社名 角川書店
出版年月 2005/04/26
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■読者の評価     おすすめ度平均

期待したけど…       おすすめ度
森絵都さんの作品だからと期待して読んだが、正直行って残念な仕上がりでした。
登場人物それぞれに個性はあるものの、大人が読んで満足できる作品ではありません。
やはり児童文学の域を脱していない感じです。
読んだ後も特に感想はないし…。
森絵都さんは児童文学で十分でした。


期待通り満足した。       おすすめ度
 ぐいぐい小節の中に引き込まれ、期待を裏切らない充足感の得られた小説だった。厳格だった亡き父が実は妻、家族を裏切り不倫をしていた。性のコンプレックスをもつ主人公の苦悩、恋人の裏切りなどの不条理な世界を描き、一度読者を奈落に落としてから引き上げるという巧みな展開で、最後は一条の希望の光がさす。心温まる作品である。
 また、森絵都の魅力の心の機微を鮮やかに描き出す卓越した表現力である。読んでいて、物語は斯くあるべきだなと感心した。


ハートウォーミングストーリー。人付き合いに疲れたあなたに。       おすすめ度
愛しても愛しても、私自身はこの世界から愛されていないような、そんな気が心のどこかでいつもしていた。
受け入れても、受け入れても、私自身は受け入れられていない気がしていた。
誰の娘であろうと、どんな血を引こうと、濡れようが濡れまいが、イカが好きでも嫌いでも、人は等しく孤独で、人生は泥沼だ。

なるほどなあ〜と思った作中の文章であります。


コンキチ&ナターシャの絵本ナビ       おすすめ度
異常なほど厳格だった父親の死をきっかけに
出てきた女性問題、バラバラになりかけた家族を再生
というところがテーマかなー、少し背伸びしすぎた感が
ありました、少女小説の第一人者の彼女がこんな小説
書く必要があるのか、少し疑問です。
彼女の小説が好きなことのに変わりはないけど・・・


卒業と訣別の物語       おすすめ度
堅物で頑固で何かにつけて抑え付けてくる父親−
そんな父親に対する葛藤を三人の兄妹それぞれの視点から綴る。

設定が我が家とそっくりで、なぞるように読んだ。
でも、どこか距離を置いて読めたのは、私がすでにその渦中からは卒業できていたからだろう。

『永遠の出口』で幼少時の機微を鮮やかに蘇らせてくれた作者の、大人版の、ある時代からの
卒業物語。
人は「卒業式」というものがなくなってからの方が、ほんとうの意味で、都度色々なものから
の卒業を余儀無くされるのかもしれない。