ナラタージュ
作者 島本 理生
価格 1,470 円
出版社名 角川書店
出版年月 2005/02/28
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    本屋大賞 2006年   受賞
壊れるまでに張りつめた気持ち。そらすこともできない二十歳の恋 大学二年の春、片思いし続けていた葉山先生から電話がかかってくる。泉はときめくと同時に、卒業前に打ち明けられた先生の過去の秘密を思い出す。今、最も注目を集めている野間文芸新人賞作家・初の書き下ろし長編。

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■読者の評価     おすすめ度平均

期待ほどではなかった       おすすめ度
余分な描写や余計な話が多く全体的に話の進み方が遅いためか、
ところどころで飽きてしまい感情移入が難しかった。

他のレビューにもありましたが、文章や台詞は非常にきれいで、
江國香織の作品に雰囲気が良く似ていると思います。
男性への期待やセックスの描写などからは、いかにも女性の作者が書いた
という印象を受けました。

表現が美しいフレーズが多く、登場人物たちの普段の心の描写やその台詞の成熟度と、
いきなり出てくる未熟な言動に逆に違和感を感じてしまった。
部分部分は良かったので、評価は☆3つ。


うまいですよね       おすすめ度
恋愛心理がよく描かれています。
ダメな男にほど執着してしまうものですよね。
そしていい人そうに見える人ほど恐ろしい人だったり。





地の文だけでも十分楽しめる!       おすすめ度
こんなにも情景描写の美しい話もめずらしいと思いました。
話よりも地の文に夢中になりました。
話とはまったく関係ありませんが、
印象に残ったフレーズがあります。

「ホットケーキをおいしいと感じるのは、
昔の思い出も一緒に食べるから」

とても納得した一文で、鋭い観察力だと思いました★

どうして楽しいと思うのか。
どうして悲しいと感じるのか。
そんな自分の無意識の感情を分析してくれるような小説でした。


主人公は大学生の女の子。

「好き」だけじゃ恋愛はできない。
大人になりきれない。
でも、子供のままでもいられない。

繊細な心の動きが丁寧に、リアルに描かれています。

恋愛小説が苦手な人も、きっと退屈しなぃと思います★
スッキリした読後感で良いです◎

よかったら読んでみてください('∀'*)/


恋愛小説らしい       おすすめ度
男性の自分としてはいつまでも煮え切らない泉の態度が腹立たしかった。葉山先生への想いを諦め切れていない状態で小野と付き合うのは小野に失礼だし、小野が好きだと言っていても「小野君」と友達感覚の呼び方しかできなかったり、小野の大学の文化祭で小野が昔付き合っていた彼女に会ったときに全く嫉妬せず、逆に彼女のことを褒めていたりと、いつまでたっても恋愛感情をもっていない様子が読んでいて苛々するのだが、そのあたりが実にリアルに描かれていて恋愛小説らしかった。


面白かったよ?       おすすめ度
似たような話はいくらでもあるが、一気に読んでしまった。
登場人物たちの成就することのない恋愛模様がもどかしい。

ただ、主人公に反感を感じたので、
言わせてもらいますと、、、

まず、高校生って楽しいこといっぱいあると思うんだが、
あの程度の嫌がらせで死にたくなるのだろうか?
本人にとっては大きな不幸かもしれないし、(ってフォローもある)
本気で死ぬつもりなかったとしても、(っていうフォローもある)
それほどの切実さがあるとは到底思えないし、
自意識過剰で被害者意識の強い人なんだろうな、
という印象は最後まで変わらなかった。

大学でも一緒に遊びに行く友達がいないなんて、
人格的に重大な欠陥があるような気がするのだが、
本人全く気にしてないし、相手には不自由しておらず、
婚約してまで未練たらたら…。

それから、葉山先生にも全く魅力を感じられない。
事件後に厭世的になってるまでは分かるんだけど、
終始何を考えてるのかさっぱり分からん。
最後の写真持ち歩いてるくだりには、嫌悪感すら覚えた。
結局は未練たらたらかい…。

このバカップルには、是非とも一緒になって、
世界の果てでひっそり暮らして欲しかったな。

じゃあどこが面白いかって、小野君だね。
唯一、普通に感情移入できる人。

二面性とかいう以前に、二十歳の男の子が添い寝してる彼女に
我慢しろと言われて、できるわきゃない。嫌なのに泊まりに来る女が分からん。
唯一彼に出来ることがあったとすれば、彼女を信じることだけだった。
あとはいくら努力したり、自分をさらけ出してみた所で、虚しいだけ。

人は自分の事を100%信じて頼ってくれる人、
自分じゃなきゃ駄目なんだと思わせる方を選ぶのだよ。