少女七竈と七人の可愛そうな大人
作者 桜庭 一樹
価格 1,470 円
出版社名 角川書店
出版年月 2006/07
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■読者の評価     おすすめ度平均

あぁ・・・・       おすすめ度
この本を読み終えたときの感想が「あぁ・・」でした。
自分でも、何を表しているか分からない呻き(?)でした。すごく呆然としたような。
桜庭さんの言葉を借りるとすれば、「撃たれた人のような」って感じでした。
本でこんなに、ぼっーと、したのは初めてでした。
読んでいくうちに、どんどん七竈と、雪風の会話などにのめりこんでいって、
気付いたら、「読み終わっちゃった・・・」って感じでした。
あぁ・・もうなんて言ったらいいか分からないんですけど、とにかく・・
私はすごく好きなんです。このお話。 

ちぃさい、ちぃさい会話が暖かくて、頬が緩んでしまいましたww
このレビューは読み終わってすぐに書いているので、まだぼっーとした感じです。
だからレビューになってるかどうかも。

でも、このレビューをみて、この本を読んでくれて、私のように感じてくれた人が
いたら、すごく、嬉しいですww

なんか、参考になってなくてすいません↓  でも、最後に。

すごくオススメの本です!


鮮やかな赤い色。       おすすめ度
とてもまじめで控えめであったごく普通の女性・優奈が、
町の全ての女性から嫌われるような存在に変わります。ある日突然に。
そしてその娘・七竈が絶世の美少女というのですから、酷な話です。
小さな町で、いつも好奇の目で見られるかわいそうな七竈には、
幼なじみの男の子・雪風がたった一人の理解者だったのですが・・

高校生という、最も多感な時期を丁寧に描いた、
本当にピュアな作品です。
最初は変な名前の女の子が主人公の、これまた風変わりな小説だろうと、
高をくくっていたのですが、最後まで読んで思いました。なんと奥の深い!
甘酸っぱい初恋の思い出と、大人のエゴ、親子の葛藤。
全てを網羅した、特異な作品です。
優奈の立場で読むと、自分に正直に生きる意味を考え、
七竈の立場で読むと、大人になる難しさと切なさを感じました。
誰もが読後に何かを得ることの出来る作品だと思います。

真っ白な雪の中でも、赤い実が自己主張している、
ナナカマドの木を思い浮かべて読んで欲しいです。


母を許す長い旅       おすすめ度
少女を描くことにかけては抜群の桜庭一樹が、どのように「白雪姫」を解題するか。断然の読みやすさ、ユーモア、そして、風土。モチーフは匂うごとくに漂うだけで、桜庭らしいオリジナルの物語になっている。
いんらんな母から生まれた子どもは美少女であり、平凡ではなかった。その顔が、母の罪を露呈する。
母親の平凡であるからこそのもの狂いせずにはいられぬような苦しみと、主人公の非凡であるからこその真綿で首を絞められるような苦しみと。
成就せぬ初恋の物語であり、母と娘の桎梏の物語。男性には見せず、女性だけで共有しておきたくなる作品だと思った。


不思議なほど綺麗な文章       おすすめ度
不思議なタッチで書かれているこの本に引き込まれてしまいました。
かなり好き嫌いのわかれる本だと思います。
登場人物の深いところまでは書かずに、どんなに暗く悲しいこともさらりと流してしまう。
なのに心に残る不思議さ。
文章もとても違和感のある書き方。
明らかにこんな話し方はしないだろう、とか、名前もありえないだろ、とか
とにかく堅い話し方。いつの時代の本だろう?
突っ込みどころは満載なのに、だんだんとそのタッチの中毒になってしまう。

さらりと流れる軽い文章。
それに隠された深いもの。
最後は涙がとまりませんでした。


どうにも、肌に合いません・・・       おすすめ度
最初の「辻斬りのように・・・」の時点で自分には合わない気がしましたが、なんとか全部読

みきりました。結局最後までしっくりきませんでしたが。登場人物に魅力を感じることができ

なかったのが、一番の原因だと思います。

これ以外にも桜庭一樹の本を読みましたが、この作家自体が好きではないみたいです。