夜明けの街で
作者 東野 圭吾
価格 1,680 円
出版社名 角川書店
出版年月 2007/07
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■読者の評価     おすすめ度平均

「東野作品最高傑作」と評する人もいるが・・・       おすすめ度
 決してつまらないわけではない。自分はまだ未婚なのでわからないが、既婚者や不倫経験者が読むとうなづいてしまうだろう、と思う。だから、不倫をテーマにしたことは悪いとは思はない。しかし、この作品はラストが弱いのだ。
 東野作品を読んでいると驚きのあまり声を出してしまうことが、珍しくないのだが、本作品に限って言うと(ないわけではないのだが)弱かった。そして、他作品ではよくある騙された感じも弱かった。他作品のレビューを読んでいると、「『夜明けの街で』が東野作品最高傑作」というのを見かけるが、少なくとも自分はそうは思わない。

 けっして面白くないわけではないのだが、かといって特別面白いわけでもない。サザンオールスターズの「LOVE AFFAIR 〜秘密のデート〜」が好きな人が読むと面白いかもしれない。


浮ついた中年男・・・       おすすめ度
本作は、申し分のない妻と可愛い娘がいながら、
職場の若い派遣社員の魅力に溺れていく中年男の悲哀を、
ある公訴時効の迫った殺人事件の真相究明と共に描くものです。

恋愛描写については、たしかにグッとくる場面もなきにしもあらずですが、
一人称が「僕」である情けないオッサンが当事者かと思うと、
まだ私自身が夫にも父親にもなったことがないことを割り引いても、
何か気持ちが萎えてしまいます。
こんなフラフラした中年男にはなりたくないな、と思わずにはいられません。

家庭を持ち、中年を迎える頃、果たして本書に共感できるものか…。
15年ほど先に改めて読み直したいと思います。

蛇足ながら、法律的な観点から見ると、
本書の公訴時効の扱いはかなり通俗的かなと。
捜査して証拠を固めて起訴に持ち込む手間を考えると、
公訴時効の時刻が過ぎる瞬間というものにはあまり意味がないのが現実。
つまり、もっと前の段階で「真犯人」は逃げおおせてしまっているのです。


妻子持ちには結構キツイです       おすすめ度
基本的には不倫の物語です。それにサスペンスの要素を絡めています。正直、妻子持ちの人間が読むと胸が痛くなるかも・・・。相変わらず東野圭吾の作品の結末には衝撃を受けます。今回はちょっと切ないかも。あと女性の怖さというものをこの作品からは感じ取れるはずです。きっと・・・。


不倫という恋愛面と殺人というミステリを合わせ持った作品       おすすめ度
不倫という恋愛的側面と15年前の殺人事件というミステリ的側面を合わせもったおもしろい話だった。よくありがちな設定だが、不倫する男はバカだと思いこんでいた渡部が秋葉に魅かれていく様子は丁寧に描かれていて、説得力があった。ただ、事件の真相はなんとなく予想できるものだったし、最後の終わり方もあっさりしていて残念だった。


不倫・自殺・浮気・本気・家族 愛人どれをとりますか?       おすすめ度
東野さんというだけで読んでみたものなので、どういうものかわからないまま読み始めました。
結末はありましたが、きっとこの後こうなるんだろうな・・というのが読者任せになった感じです。
ライトな感じで、後味も悪くなく、わたしはけっこう気に入りました。

似たような経験をした自分にとっては、周りもそうなのかなな・・と 感情移入できたので。
サスペンス、推理ものとはちょっと違うと思います。
いろんな世代、男性、女性、人生で感じ方は変わると思います。