世界の終わりの終わり
作者 佐藤 友哉
価格 1,575 円
出版社名 角川書店
出版年月 2007/09
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■読者の評価     おすすめ度平均

連載との違いを楽しむのも一興    かもしれない(あくまで人によります)       おすすめ度
「新現実」での連載も買って読んでみたのですが両者はかなり違っています。
まず連載版では登場人物?が少ないです。
地の文でも言い回しなどだけではない大幅な加筆がされていて
一部では展開自体が違ったものになっています。
どちらも佐藤友哉が書いた小説だと思わせるものは持っていますが、単行本のほうがある程度は売ることを意識して書いている気はします。
ただ、連載版だと今までの佐藤さんの小説を読んでいないとわからない
(もしくは気づけない)話もあるんで
クリスマス・テロルまでの作品は読んでないと共感しにくいかも
それと
カバーをめくるとひまわり畑の中に・・・・・・


世界の終わりの終わり       おすすめ度
普段、若手の小説はあまり読みませんが、タイトルに惹かれて読んでみました。途中何度も飽きてしまいましたが、『願わくは、どうか最後まで。』と言う言葉を信じ、最後まで。これは著者自身の物語りであり、それをSFチックに語ってみせるところが現代風で、“小説”たる所以なのだと強く思わせました。「経験」の部分には「芯」があり、それがこの本の熱意につながっていると思ったので、それに応えるべく初めてレビューを書いています。いつか、純文学とはいわないまでも妄想に委ねない部分で人間の「蹉跌」を書けたなら、自身の等身大を拡げた分だけ、人が必要とする作家になれるのだろうな、と思わせた作品。「妄想」はおもしろいけど、「現実感」という共感には及ばない。そこが著者の葛藤の一つともとれ、過程として評価できる。再生の物語りということで、著者の進化を期待したい作品。
星4つとしたいところですが、外装丁のセンスの割りに、内装丁の漫画少女が妄想の非現実的イメージを助長してしまい、−1。


[{『世界』の終わり}の終わり]       おすすめ度
フリッカー式からお供しているので、今回も期待して発売日に買ってみた。いや、なるほど。本を読んでいると、やはり佐藤友哉だ。同じ句が連続したり、同音異義語を使ったり、随所にネタがちりばめられている。佐藤友哉の著書が好きな人は御一読。しかし、佐藤友哉を知ろうとするなら『フリッカー式』をお勧めする。
 これは、デビュー作のような失望感は影を潜める。しかし、佐藤友哉的な墜落とも言える新現実的な逃避はクリスマステロルを連想させた。
 今回は脳内妹への逃避から、作家と講談社への未練というストーリーが語られている。ほとんど自伝的小説だと思った。(個人的感想)
 最後に留意して欲しい点がある。これは作家志望の人が読むと、『ああ、そんなことあるよな』といった共感を得ると思うが、一般人の私からすれば、佐藤友哉的に「あっそう」といったところだ。というわけで、星は4つ……と言いたいが、手法的に売れっ子作家を連想する場面もあったので、星3つで。