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■読者の評価
おすすめ度平均
「ほんなら、またね」 おすすめ度
アザミ。高校3年生。「音楽について考えることは、将来について考えることより
ずっと大事」な日々を送っている。
髪は赤。メガネ。歯にはカラフルなゴムをはめた矯正器(もっともこれは、歯科医の強烈な
色彩のセンスといおうか。こんな歯科医がいたら楽しい!)。
背は高く、いつでもイヤホンを耳に突っこんでパンクロック三昧の女の子だ。
そんなアザミのおよそ半年ほどの軌跡。
どこへも踏み出せないまま、音楽に浸り、焦燥感もちらつかせながら
学校とバイトに紛れてゆくぐだぐだした日常。
大阪弁がリアルで、何気ない会話が活きている。
全部、日常のこまごました事象であり、心の動きであるのに
ああ、どうしてこうも胸に突きささるのか。忘れ去られてしまう、一瞬の出来事と
それに付随する思いを、こんなにも丁寧にそしてリアルになぞって、それが
読み手のなかに陰翳に富んだ軌跡を遺すのだ。
自分と他の友人との違いをアザミはゆっくり見つめる。
親友チユキの恋の行方、同級生のナツメさんやトノムラとの関わり、時々メールをやりとりするイギリスの女の子アニーなど、それぞれのエピソードがアザミ自身を
逆照射するものになり得ていて、読み飽きない。
チユキという子の知的なくせに、妙に熱い血を滾らせた小気味よい正義感は
忘れがたい。
もうひとつ、一見放任のようにみえる両親とアザミとの関わり方が印象的。
明らかにされてはいないが、どうやら学習障害と診断されるような行動癖があったことが
ちらりと出てくるのだが、両親の、アザミが元気で今在るだけで充分良し、とする
スタンスがいい。
そのただ中にあるときには決して見えない輝きを掬いとって、青春という
時間の無二の姿が、今の私には尊くさえ思えた。
ずっと大事」な日々を送っている。
髪は赤。メガネ。歯にはカラフルなゴムをはめた矯正器(もっともこれは、歯科医の強烈な
色彩のセンスといおうか。こんな歯科医がいたら楽しい!)。
背は高く、いつでもイヤホンを耳に突っこんでパンクロック三昧の女の子だ。
そんなアザミのおよそ半年ほどの軌跡。
どこへも踏み出せないまま、音楽に浸り、焦燥感もちらつかせながら
学校とバイトに紛れてゆくぐだぐだした日常。
大阪弁がリアルで、何気ない会話が活きている。
全部、日常のこまごました事象であり、心の動きであるのに
ああ、どうしてこうも胸に突きささるのか。忘れ去られてしまう、一瞬の出来事と
それに付随する思いを、こんなにも丁寧にそしてリアルになぞって、それが
読み手のなかに陰翳に富んだ軌跡を遺すのだ。
自分と他の友人との違いをアザミはゆっくり見つめる。
親友チユキの恋の行方、同級生のナツメさんやトノムラとの関わり、時々メールをやりとりするイギリスの女の子アニーなど、それぞれのエピソードがアザミ自身を
逆照射するものになり得ていて、読み飽きない。
チユキという子の知的なくせに、妙に熱い血を滾らせた小気味よい正義感は
忘れがたい。
もうひとつ、一見放任のようにみえる両親とアザミとの関わり方が印象的。
明らかにされてはいないが、どうやら学習障害と診断されるような行動癖があったことが
ちらりと出てくるのだが、両親の、アザミが元気で今在るだけで充分良し、とする
スタンスがいい。
そのただ中にあるときには決して見えない輝きを掬いとって、青春という
時間の無二の姿が、今の私には尊くさえ思えた。
せつない おすすめ度
高校3年生のそれぞれのスタートに向かっている一年
でもそれは別れにもつながっている
読み終わった時にはなんともせつない気持ちに
させてくれる一冊です
そして読み終わった後に本を見直すとカンバラクニエさんの
イラストもふくめてとてもスッとした空気を
改めて感じさせてくれます
でもそれは別れにもつながっている
読み終わった時にはなんともせつない気持ちに
させてくれる一冊です
そして読み終わった後に本を見直すとカンバラクニエさんの
イラストもふくめてとてもスッとした空気を
改めて感じさせてくれます

