黙過の代償 (講談社ノベルス)
作者 森山 赳志
価格 1,082 円
出版社名 講談社
出版年月 2005/12
Amazonの詳細ページへ

作者:

作者:

作者:

作者:

作者:
    第33回 メフィスト賞   受賞
大学生の秋月昌平は墓参りに行った霊園で、瀕死の男に遭遇。その男は片言の日本語で「コレをダイトウリョウに渡してほしい」と言い残して昌平に鍵を託す。日本と韓国の間に渦巻く陰謀に巻き込まれた昌平の身にふりかかる危機!本作で第33回メフィスト賞を受賞、韓国翻訳版も同時刊行した新進気鋭の作家がおくる国際派ハードボイルドサスペンス決定版。

  この著者の他の作品を検索する

著者名をクリックすると、この著者の他の作品を検索することが出来ます。

書名か表紙写真をクリックすると、 Amazon.co.jp の詳細ページに移動できます。

商品を購入する際は、移動先の Amazon.co.jp の購入ページにて、商品価格・在庫の有無や納期をよくご確認のうえ、お手続き下さい。



■読者の評価     おすすめ度平均

韓日関係       おすすめ度
大学生である昌平は、墓参りにいった霊園で瀕死の男に遭遇する。男は、「これを大統領に渡して欲しい」との片言の日本語と、鍵を渡して絶命する。昌平は、日韓を超えた陰謀の渦へと巻き込まれて行く。
第33回メフィスト賞受賞作。
これまた、他のメフィスト章作品と比べると随分と毛色の違う作品だなぁ…。ジャンルで言うと、社会派サスペンスとでも言うんだろうか?
テーマは日韓関係。というか、主に、韓国における日本、日本人というべきか。韓国人にとって、日本という国、日本人という民族がどのような意味を持ち、どのような感情で見られているのか。そこに、韓国の政権をめぐるやりとりが加わって物語が作られて行く。なんか、韓国の政治史の勉強してるようなところもあったけど(笑)
ただ、正直に言うと、物語としてかなり無理している部分が感じられた。まず、最初に昌平がここへと入っていくきっかけが弱い。いくら瀕死の男に頼まれたからと言って、ただの大学生が「大統領に」と言われて、本気で大統領に会おうと考えるか? と言えば疑問。さらに、昌平が韓国語が多少也とも理解できる、というのは物語の必要上仕方が無いにせよ、テコンドーをやってますだとか、やたらと韓国文化に詳しいのは作り過ぎでは? 別に、テコンドーじゃなくて、空手とかでも不都合は無かったはず。というか、韓国について殆ど無知な存在にした方が、却って日韓の違いをあざやかに出来たのでは? くらいに思うんだが…。あと、これは私個人の問題かもしれないが、やはり、漢字表記で韓国人の名が次々に出てくると、ちょっと混乱してしまうところがある。
テーマ、言いたい事はわかるんだけど、もう少し改善できそうなところも目に付いた。