エコール・ド・パリ殺人事件 レザルティスト・モウディ (講談社ノベルス)
作者 深水 黎一郎
価格 945 円
出版社名 講談社
出版年月 2008/02/08
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■読者の評価     おすすめ度平均

久々の当たり作品       おすすめ度
 作品自体の面白さもさることながら、作者自身、あとがきに書いて
いたようにエコール・ド・パリについての芸術論だけ抜いても十分読み物
として成立するほど力の入った読み応えのあるものになっていた。
 ストーリーにも読んでいるうちにぐいぐい引き込まれていくほどの魅力があった。
 謎解きに多少難があったようにも思えるが、それを差し引いても十分以上に楽しませて
くれる作品。


芸術と本格推理のクロスオーバー       おすすめ度
 読者への挑戦状が付いた、謎解き推理小説。作中に挿入される「呪われた芸術家たち」という論文が、門外漢にも面白く読めるものになっている。もちろん、これも推理の手がかりとなるものなので軽く読み流せない。
 犯人の意外性という点では物足りないが、ところどころに散りばめられたユーモア、縦横に張られた伏線、トリック、呪われたとしか言いようがない芸術家たちの姿…。謎解きの、いわゆる「本格推理」と「芸術」が見事融合した、数少ない傑作!
 帯の惹句「芸術×本格推理のクロスオーバー!」 この作品を評するにこれほど的確な言葉はない。