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■読者の評価
おすすめ度平均
愛は祈りだ おすすめ度
愛なんて幻想よ。たしかにそれは受動的な立場にたってみたら、夢に終わるだけかもしれない。だからあえて手をあわせる。形のないものへ手を合わせる。アグレッシブに叫んでみてもかまわない。「愛は祈りだ。僕は祈る。」の冒頭部を声にだして何度も反芻している。
転調で愛をさけぶ おすすめ度
死にそうな彼女、死んでしまった彼女、死んだばかりの彼女。ボクが彼女を失うストーリーが少しづつ転調しながら展開されていく。
「世界の中心で、愛をさけぶ」に対抗して書かれたというのは有名らしい。愛する人を失う物語は本来このように美しく書けるのだということを見せつけているようだ。
特にイブの肋骨を操縦して神と戦う、ニオモとボクの話はとてつもなく美しい。少女イブが神と戦うというのはエヴァンゲリオンをバックグラウンドにしているのだろう。
この話のイブ「ニオモ」は「超無駄だよ返してよ私の胸の骨」という風に喋る。形而上的な物語を世俗的な会話スタイルで見事に造形してしまう、そのテクニックは超絶的です。
「世界の中心で、愛をさけぶ」に対抗して書かれたというのは有名らしい。愛する人を失う物語は本来このように美しく書けるのだということを見せつけているようだ。
特にイブの肋骨を操縦して神と戦う、ニオモとボクの話はとてつもなく美しい。少女イブが神と戦うというのはエヴァンゲリオンをバックグラウンドにしているのだろう。
この話のイブ「ニオモ」は「超無駄だよ返してよ私の胸の骨」という風に喋る。形而上的な物語を世俗的な会話スタイルで見事に造形してしまう、そのテクニックは超絶的です。
芥川賞選考委員は何を読んでたの? おすすめ度
石原慎太郎の読めなさには愕然。
若い人の感性がわからないんだったら選考委員やめればいいし、それは石原だけでなく、宮本輝や高樹のぶ子にもいえる。新しい文学をそんなに否定したいの? 中原昌也にしてもそうだが。
『世界の中心で、愛をさけぶ』のアンチテーゼであるこの作品は、恋人が死ぬという現実を、ただ「悲しい」だけで片付けない。
なぜ、自分は恋人に死んでほしくないのか、どうして悲しいのか。
それを問うて、かつ小説について問うた作品。
合間あいまに挿まれる短編も素晴らしい。
泣けはしない。
しかし、感銘をうけた。そして感動した。
紛れもない「新しい文学」です。
芥川賞は選考委員を全員変えてください。山田詠美と池澤夏樹以外は。
若い人の感性がわからないんだったら選考委員やめればいいし、それは石原だけでなく、宮本輝や高樹のぶ子にもいえる。新しい文学をそんなに否定したいの? 中原昌也にしてもそうだが。
『世界の中心で、愛をさけぶ』のアンチテーゼであるこの作品は、恋人が死ぬという現実を、ただ「悲しい」だけで片付けない。
なぜ、自分は恋人に死んでほしくないのか、どうして悲しいのか。
それを問うて、かつ小説について問うた作品。
合間あいまに挿まれる短編も素晴らしい。
泣けはしない。
しかし、感銘をうけた。そして感動した。
紛れもない「新しい文学」です。
芥川賞は選考委員を全員変えてください。山田詠美と池澤夏樹以外は。
舞城氏の本音。 おすすめ度
舞城氏の作品は全て読んでます。ぶっ飛んだ世界の中で放たれるコトバの数々、メチャクチャな暴力、性ばかりのストーリー支離滅裂な小説を書いている様で実はこの人が描いているのはもの凄くオーソドックスな愛を持つ世界。それがこの本の表題作、「好き好き〜」を読むとよく分かる。冒頭でイキナリ「愛は祈りだ。僕は祈る」なんて文で始まるのだけれど、これは舞城氏の本音ではないのだろうか。作中で、病気で死んでしまった彼女を想い小説家の主人公が「死」を小説の中で書くということについて自身に言及している場面がある。ここでも、安易に死を扱った小説(*セカチュウ)を意識しているであろう舞城氏自身の本音であるかのようなコトバが幾つもある。恋人が死んで嗚呼忘れられないなんてオキレイな純愛きどりの本がベストセラーになってしまう世の中に、自分なりのメッセージを送ったのだろうか、と思いました。まぁ物語としては少し物足りない感はあった。オムニバス形式で書かれていて、おもしろい話もあったけど、奈津川家サーガなどの作者の持味である勢いがなく、物語としては収録作「ドリルホール・イン・マイ・ブレイン」の方が完成されていたと思う。ただ、文壇も黙殺していたセカチュウのような純愛B級小説に対するアンチテーゼ、自分なりのメッセージを込めた舞城氏の意気込みは認めたいですね。※恋愛小説として読みたいのなら、短篇の「ピコーン!」(別本ですが…)のが私的にお薦め☆
鋭く芯がある本 おすすめ度
感情的な題名に惹かれて読んでみると、いがいと淡々としてて面白かった。
世界観が章ごとに急に変わったりするところもあり、
主人公の分析的な感情描写に共感できない人は混乱するかもしれないが、
言いたいことは一貫してるので、サクサク読んでいけば感覚でわかってくると思う。
世界の〜よりもっとサッパリしてて、感傷的じゃない。
冷静に客観視しつつも、ずっと深く愛し過ぎてる。そんな感じ。
世界観が章ごとに急に変わったりするところもあり、
主人公の分析的な感情描写に共感できない人は混乱するかもしれないが、
言いたいことは一貫してるので、サクサク読んでいけば感覚でわかってくると思う。
世界の〜よりもっとサッパリしてて、感傷的じゃない。
冷静に客観視しつつも、ずっと深く愛し過ぎてる。そんな感じ。

