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■読者の評価
おすすめ度平均
芥川賞のありかた おすすめ度
芥川賞は作品におくられ直木賞は作家におくられるとか、芥川賞は可能性や才能におくられ直木賞は実績におくられるとか俗説は多くあるが、なぜ阿部和重の「グランドフィナーレ」が芥川賞だったのかと思う。芥川賞は短編もしくは中篇小説におくられ、直木賞はどんなジャンルの小説をも対象になると区分した黒井千次さんの見解が一番正しいことをこの小説が証明した。
余談はさておき、本小説の評価であるが、ラストのあり方には大いに疑問をもつ。もっと書いていただきたかった。あとは読者の解釈に任せるにはあまりにも横着過ぎやしないか。前半から中盤までのディティールの詰め方がうまいだけに残念に感じる。それが阿部氏の特徴なのかもしれないが、私は物足りなさを感じる。書ける能力がある作家だけに何故と思ってしまう。
余談はさておき、本小説の評価であるが、ラストのあり方には大いに疑問をもつ。もっと書いていただきたかった。あとは読者の解釈に任せるにはあまりにも横着過ぎやしないか。前半から中盤までのディティールの詰め方がうまいだけに残念に感じる。それが阿部氏の特徴なのかもしれないが、私は物足りなさを感じる。書ける能力がある作家だけに何故と思ってしまう。
もうちょっとなのだよジンジャーマン。 おすすめ度
具体名はあげませんが、いくつか疑問が残る芥川受賞作があります。(ご想像ください。)
それらとは、一線を画する雰囲気は、出だしからあります。
多くの阿部和重ファンにとっては、今ひとつ物足らないこの作品も、
初めての私にとっては、「まぁ。悪くないんじゃないか。」程度にはよかったと思います。
主人公のぬいぐるみのジンジャーマンに話しかける情けないロリ男もよくかけていると思いました。
欲を言えばもう少し結末にインパクトがほしかったです。
この先、どちらにも転んでしまう結末です。(流れからはどちらかといえば善に転びそう?)
もう二行足して、読者をたたきつけるような結末だったら、
もっと強烈な読後感が味わえたと思うのですがいかがでしょうか?
ただ、この人の文章、とっても雰囲気があります。(悪い意味ではありません)
他にできのよい作品があるようなので、そちらを読んでみたくなりました。
他の作品も読んでみたくなる作家。ということで
おまけで4つです。
それらとは、一線を画する雰囲気は、出だしからあります。
多くの阿部和重ファンにとっては、今ひとつ物足らないこの作品も、
初めての私にとっては、「まぁ。悪くないんじゃないか。」程度にはよかったと思います。
主人公のぬいぐるみのジンジャーマンに話しかける情けないロリ男もよくかけていると思いました。
欲を言えばもう少し結末にインパクトがほしかったです。
この先、どちらにも転んでしまう結末です。(流れからはどちらかといえば善に転びそう?)
もう二行足して、読者をたたきつけるような結末だったら、
もっと強烈な読後感が味わえたと思うのですがいかがでしょうか?
ただ、この人の文章、とっても雰囲気があります。(悪い意味ではありません)
他にできのよい作品があるようなので、そちらを読んでみたくなりました。
他の作品も読んでみたくなる作家。ということで
おまけで4つです。
最低の人間 おすすめ度
最低の人間とはこの程度のことを言うのだと思う。
例えばこれ以上に何かに固執している、
法律に引っかかるほどの派手な悪さをしているような人は、
程度は低いが最低ではないのだ。なぜなら最低という前に、変人、悪人、罪人だからだ。
ただ、最低の人も自分の子供にあいたくなる。
最低の人も変わろうという思いを持つようになる。
結果が全てだが、結果は分からない。この小説自体はその過程を描いている。
そこら辺にいそうな最低の人間が、最低から脱すべく行き続ける様。
それで十分だ。
人は他人と比較することで初めて自分の存在の位置を認識する。
例えばこれ以上に何かに固執している、
法律に引っかかるほどの派手な悪さをしているような人は、
程度は低いが最低ではないのだ。なぜなら最低という前に、変人、悪人、罪人だからだ。
ただ、最低の人も自分の子供にあいたくなる。
最低の人も変わろうという思いを持つようになる。
結果が全てだが、結果は分からない。この小説自体はその過程を描いている。
そこら辺にいそうな最低の人間が、最低から脱すべく行き続ける様。
それで十分だ。
人は他人と比較することで初めて自分の存在の位置を認識する。
そこで終わるか? おすすめ度
表題作は、「ここからが物語の肝だ!」というところで終わってしまいます。
起承転結でいうならば転で終わってます。
「続きは読者の想像にお任せする」というのであれば読者を舐めている
としか思えません。
そこからが作者の腕の見せ所だと思うのですが……。
これで芥川賞が取れるのかと思うと不思議で仕方がありません。
他の作品との関連性を利用しているようですが、僕はこの作品で
始めて作者の本を読んだので、それはわかりませんでした。
他の作品を読まないと価値が理解できないような作品を
単品で成立すべき芥川賞で受賞させるのは納得がいきません。
読んだ後で腹が立つ作品もまた珍しいですね。
芥川賞だから何かがあると思って我慢して読破しましたが、
結局何も得られませんでした。
書庫に並べておく気も起きません。
起承転結でいうならば転で終わってます。
「続きは読者の想像にお任せする」というのであれば読者を舐めている
としか思えません。
そこからが作者の腕の見せ所だと思うのですが……。
これで芥川賞が取れるのかと思うと不思議で仕方がありません。
他の作品との関連性を利用しているようですが、僕はこの作品で
始めて作者の本を読んだので、それはわかりませんでした。
他の作品を読まないと価値が理解できないような作品を
単品で成立すべき芥川賞で受賞させるのは納得がいきません。
読んだ後で腹が立つ作品もまた珍しいですね。
芥川賞だから何かがあると思って我慢して読破しましたが、
結局何も得られませんでした。
書庫に並べておく気も起きません。
作家として素晴らしく、作品はスタイリッシュ おすすめ度
この作品の帯に「文学が、ようやく阿部和重に追いついた」といわれている。
しかし、もう文学という高尚な言葉で阿部和重を囲ってしまう必要はないように思う。
この作品は、小説という枠の中だけで面白い作品ではなく、すべての表現のなかでも通じるほどの作品だと思う。
この作品の話
グランドフィナーレという壮大な題から始まる物語は、ロリコンのちっぽけな話だ。
しかし、物語のラストは「グランドフィナーレ」に相応しい、希望に満ちた最後になっている。もともと、この作家は物語をうまく終わらすことよりも物語が進んでいく過程の圧倒的躍動感を主として書いていた。しかし、この作品で、過程の躍動感とラストのカタルシス(読み終えたときの後読感)を両立した作品である。
おそらく物語構成能力や自己追求欲望が高すぎてなかなか一般的な評価が低かったかもしれないが、阿部和重が一般性を持ちえて初めてこの作品ができたのではないかと思う。
面白い、面白い、まだ誰が読んでも面白い作品ではないかもしれないが、何度も読み直してみよう!!!
しかし、もう文学という高尚な言葉で阿部和重を囲ってしまう必要はないように思う。
この作品は、小説という枠の中だけで面白い作品ではなく、すべての表現のなかでも通じるほどの作品だと思う。
この作品の話
グランドフィナーレという壮大な題から始まる物語は、ロリコンのちっぽけな話だ。
しかし、物語のラストは「グランドフィナーレ」に相応しい、希望に満ちた最後になっている。もともと、この作家は物語をうまく終わらすことよりも物語が進んでいく過程の圧倒的躍動感を主として書いていた。しかし、この作品で、過程の躍動感とラストのカタルシス(読み終えたときの後読感)を両立した作品である。
おそらく物語構成能力や自己追求欲望が高すぎてなかなか一般的な評価が低かったかもしれないが、阿部和重が一般性を持ちえて初めてこの作品ができたのではないかと思う。
面白い、面白い、まだ誰が読んでも面白い作品ではないかもしれないが、何度も読み直してみよう!!!

