火の山―山猿記〈下〉 (講談社文庫)
作者 津島 佑子
価格 840 円
出版社名 講談社
出版年月 2006/01
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■読者の評価     おすすめ度平均

すばらしい       おすすめ度
本屋に上巻がなく、しかたなく下巻から読み始めた。しかし、1ページ目の1行目に目を落としたとたんに、止まらなくなった。登場人物たちが動く、気持ちがわく、風景が見える。語りの仕掛けも巧みで、物語の奥行きと広がりは尋常でない。読後、私のこころのなかにも「火の山」があることを知らされた。すべての日本人のこころの底で、赤いまま活動を停止しているマグマに熱を与える力が、この小説に宿っている。